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2022年11月20日 (日)

インホイールモーター

電動アシスト自転車といえば、モーターアシストは2パターン。一つは、前後輪のどちらかのホイールを直接ドライブする方法、もう一つは、従来の動力伝達のチェーンに対して駆動力を加える方法。
後者の方法では、クランク軸をモーター駆動でアシストする方法と、チェーンをモーターで駆動するドライブギアを追加する方法がある。

一番初期のタイプがドライブギアでチェーンを駆動する方法だけど、テンショナーの劣化でチェーンのテンションが保たれずチェーン落ちを引き起こすトラブルがある。
近年のE-Bikeで多いのはクランク軸をダイレクト駆動する方法だけど、これも人力+モーター動力の二つを従来のチェーンにトルクを伝えるという点で、特に薄歯の多段ギアを装備するモデルには心配がある。人力の2倍をアシストということで、通常の三倍の動力が掛かる。電動機の出力が250Wだとすれば、人力と併せて375Wの出力がチェーンに作用する。これは、耐久性的に心配。シングルスピードモデルならOKだろうけど、薄歯10段とかではチェーン自体が薄いので大丈夫か?的に思う。

そう思うと、駆動系に負荷が掛からない前者のインホイールモーター駆動の方式がベストなようにも思う。フロント駆動ならブリヂストンのデュアルドライブシリーズ、リア駆動ならベスビーのE-Bikeに見られる。

デュアルドライブが出始めの頃は賛否が分かれていたけど、登場して暫く経つ現在では、個人的には迷うことなくインホイールモーター駆動のモデルがベストなように思う。

我が家では、初期のアルベルトeから、TB-1e、フロンティアーデラックスと増車してきたけど、この新しいデュアルドライブシリーズは、どれも秀逸。

更に言えば、今時のE-bikeも良いけど、安価なTB-1eで十分なような気もする。そこそこスポーティ。バーエンドバーでも追加したら、それこそ十分だ。

ところで、インホイールモータードライブの場合、モーターハブの抵抗を気にする人も少なく無いけど、ハブの抵抗と言えば、ダイナモハブの抵抗も結構なモノだったりする。
実際、DAHONの前輪用に、二種類のダイナモハブを製作してみた。一つは、BSのブロンプトン用ダイナモハブだけど、抵抗がバカにならない。もうひとつは、マルゼンの後付けダイナモハブだけど、これも抵抗が酷いのだ。結局、マジ軽ロボで運用中。

まぁ、ダイナモの場合は、常時発電が基本だけど、インホイールモータードライブの場合はその限りではない。可能なら、インホイールモーターも後輪のフリー構造を取り入れた形が実現すれば言う事無しだ。勿論、その場合、回生充電は出来なくなる。
仮に、回生充電とフリー機構の両立が出来れば最高なんだけど、構造的に、機能的に、その両立は無理っぽいなぁ、、、。

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