過去の転倒を振り返る
年末に二回程、BT1100で壮大なテールスライドをやらかして、危うく転倒しそうになった。
何れも12/25である。団地の上り坂である。一回目は右に90°の曲がり角の手前、大きく曲がるために軽く車体は傾いていたけど、そんなにアクセルを開けていた訳ではない。
域なり後輪がスライドを始めて、幅で50cm、進行方向で5m程は滑ったかと思う。まぁ、幸いに事なきを得たのだが、、、、その後、僅か数百メートルを走ってヘアピン状のカーブを旋回する時も同じく後輪がスライド。この際は、幅で30cm程度、進行方向で2m程だから危険は感じなかったけど、同日に二回もスライド、、、、
で、振り返れば、12/24は路面が積雪して凍結していた日。12/25は雪は無くなっていたけど、道路は黒ずんだ状態。凍結防止剤が散布された状態で見た目はドライだけど、アスファルトは黒ずんでいたので微妙に濡れていた可能性もある。
ただ、そうは言っても、その程度の路面でスライドを喰らった事にビックリ。
で、ふと過去を振り返ってみた。
そういえば、学生時代、畑賀のギャラリーコーナーを通学時に通過中、時期は2月だったけど、この時も予期せぬスリップダウンで道路脇の草むらにガンマで突っ込んだ事がある。あの時も、予期せぬグリップロス。同じく学生時代、季節は1月、日陰のアスファルトが少し黒っぽい曲がり道、やはりガンマでフロントからスリップダウンした事がある。
そう、予期せぬスライドを喰らってヒヤッとしたりスリップダウンしたのは、全部冬場。そして、アスファルトは凍結防止剤を撒いた時に見られるような、少し黒ずんだ路面状態である。
一見ドライでも、凍結防止剤を撒いて黒っぽくなっているのは、路面状態はドライとは言えない可能性が高い。まぁ、凍結防止剤というと、凍結防止はモル凝固点降下(-1.86℃/mol)で凍結温度を下げているけど、同時にモル沸点上昇(+0.54℃/mol)で気化温度を高めてもいる。つまり、色の通りにドライとは違っている訳だ。凍結防止剤で路面が黒ずんでいる時は、パット見ドライに見えても実はウエット路面、、、、これをしっかり頭に叩き込んでおく必要がある。この黒ずみ、路面全体ではなく、路面の部分部分の場合は、パット見ドライと思ってしまうけど注意が必要。更に、そういう状況では、一見ドライでも、凍結防止剤の粉末が路面状に撒かれている状態であり、言ってみればパウダーが撒かれた状態にもなっており、ドライ部分でもグリップが夏場のドライ路面とは異なっている。
転けて莫大な修理代で悲しくならないようにするために、冬場のライディングで用心に越した事はない。
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