保護パーツ
大昔、単車の車体保護パーツの定番といえば、汎用部品的な前後のバンパー。
今時、バンパーを装備しているのは白バイか教習車くらいしかないけど、確実の保護装備。
まぁ、バンパーは70年代でも付けている人は稀。付けている人の多くはリアにサイドボックスを装備しているパターンが多かった。また、フロントに布垂れ風貌を装着しているパターンも多かったように思う。
それ以外というのは、並列四気筒のバイクでは出っ張ったクランクケースを守るエンジンガード、シリンダーヘッドが飛び出たエンジンに対してはヘッド周りを保護するエンジンガードを見掛けるくらいだった。
このようなガードパーツは80年代からのスポーツバイクブームで殆ど消滅したけど、90年代後半以降登場したのが、部分的な突起を設ける事で外装、エンジンをダメージから守るスライダーと呼ばれるパーツ。
スライダーはピンポイントで出っ張っているので見た目的には控え目。ただ、完全に囲っている訳ではないので転倒時における損傷を完全に回避するものでもないのも確かである。
将来的には転倒しないバイクが生まれるかも知れないけど、バンパー、エンジンガード、スライダーという部品は、転けるリスクのある単車と付き合う上では頼りになるモノ。
装備重量で200kgに満たない中型車であれば、派手な転倒以外の立ちゴケパターンでは最後の最後に腕力と脚力でダメージを食い止める事も不可能ではないが、装備重量で230kgを超えるような重量車では、一定の角度以上に倒れ込んだら腕力、脚力でどうにもなるものではない。そういう意味で、個人的には重量車では、何らかの保護パーツが欲しいところ。
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