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2023年1月19日 (木)

XBB.1.5の感染性評価について

アルファ株、デルタ株時代の毒性、感染性というのは、基本的にワクチン未接種者が対象の話。オミクロン株の毒性、感染性というのは、初期はワクチン未接種者に対しての評価が支配的だっただろうけど、最近はワクチン接種済み者に対する評価だろう。

で、これから流行ると言われているXBB.1.5ってのはどうか?

これの強毒性、感染性というのは、間違いなく多数派であるワクチン接種済み者に対する評価では無いだろうか?

XBB.1.5は従来のオミクロン株の静電結合による喉鼻感染に加えて、デルタ株以前のACE2受容体との結合感染もすると言われているけど、ウイルスの侵入経路で言えば、喉鼻感染をスルーして肺や腸といった部位でACE2受容体に感染するというのは、喉鼻等の上気道感染の際に対抗する粘膜免疫におけるIgA抗体の働きが弱くなっているという事を指し示しているのでは無いか?このIgA抗体が弱くなっているというのは、自然免疫が低下している事を意味しているとも考えられる訳で、XBB.1.5のACE2受容体で感染し易いというのは、アレの接種者対象では、IgA抗体が弱り粘膜免疫を突破してACE2受容体と結合してしまっているという事を指し示しているとは考えられないのだろうか?

これから流行りそうなXBB.1.5ってのは、粘膜免疫を司るIgA抗体が弱ってしまうような自然免疫低下を来したアレの接種済み者にとって、もしかしたら強大な脅威になる可能性があるのではないか?

感染性が強くとも、自然免疫が正常に保たれていれば、体内の最初の侵入口である上気道において粘膜免疫中のIgA抗体が対処すれば、基本的には、それで終了では無いだろうか?問題は、自然免疫が突破されやすくなった人という事と考えるのが自然、、、、ふと、本日はそういう風に思った次第。

本来ならACE2受容体感染するような株にはワクチンは効くって言いそうなもんだけど、現状、ワクチンは効かないという声が多い。その理由は、打つと粘膜免疫中のIgA抗体が機能しなくなると言う事を認識しつつあるからと考えるのが自然。そうならば、打てば打つ程、自然免疫が低下し、再びデルタ株以前の株と同様にACE2受容体で感染し、重症化すると言う事では無いだろうか?現状、XBB.1.5感染が重症化するかどうか不明とされているけど、身体の深部で感染するのであれば、以前の株と同様の症状を来す可能性が高いと考えられそう、、、、

楽観的に考えれば、非接種者からすれば、自然免疫である粘膜免疫で対処されるので、オミクロン株と同様に喉鼻風邪程度に留まると考えられる。接種によって自然免疫が失われるって事の恐さを感じるものである。

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