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2023年2月 8日 (水)

小回り性能

最近の車、車体寸法が小さくても、あまり小回りが効かない。
車体寸法の割りにホイールベースが長く、ホイールサイズが大きめ、更にFF故に構造的に切れ角が稼げないというのが要因だろう。

昔の車は、車体寸法に対してホイールベースが短め、後輪駆動車が多く、ハンドルの切れ角が多く取れたものが多い。

比較すると、相対的に現代の車は小回りが苦手。

正直、ここまで大きなタイヤが必要か?とか、FRだと車内スペースが全く期待出来ない程しか稼げないものなのか?、、、、あらためて考えると、かなり疑問だ。

FRで縦置きエンジンとすると、足周りの空間的余裕が生まれる。当然、ハンドル切れ角が大きく確保できる。フロアトンネルの存在を唱える人もいるけど、FFでも4WDをラインナップしているモデルではプロペラシャフトが貫通しているので、それほど大きな差は無いだろう。

70年代後半といえば、FFというのが先進的というイメージがあったように思うけど、今考えれば、それは真実だったのか?というと、少し疑問だ。

コンパクト2ボックスでもFRは成立していた。FRの2ボックスといえば、KP61型のスターレットであったり、X508と呼ばれていた初代2BOXのファミリアだったりを思い出すけど、軽量コンパクトで頑丈という事を突き詰めれば、あのパッケージは秀逸。そして、小さなボディを最大限活かせる小回り性能も確保しており、取り回し性にも大変すぐれるものだ。

道路の広さ、駐車場の広さは昔と差程変化無い。それに対して、車は肥大化、更に小回り性能も失っている。下手な安全装備よりも、こっちの基本性能を失わないようにするってのが大事なようにも思う。

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