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2023年2月27日 (月)

旧車高騰の原因

二輪なら毎月購読しているMr.Bike BGにも責任の一端があるような気もする。
今の旧車ブーム、振り返れば、BG誌が創刊したころ、Z2のカスタム車両が工場を背景にして撮影されたZ2カスタムの特集が発端ではなかっただろうか?
時は、80年代後半の話だ。この頃から、チョイ古のバイクに90年代のバイクの足周りを移植するカスタムが流行。特に、80年代前半以前のモデルをカスタマイズするのが流行し、古いバイク+新しいパーツ=カッコイイという流行が起こり始める。これは、ゼファーの登場と同時期。それ以来、メーカーからネオクラシック的なネイキッドバイクが多数リリースされ、各メーカーともヘリテイジモデルが登場し始める。
と、同時に、BG誌では旧車レストア、旧車カスタムが幾度と無く取り上げられ、次第に、旧車専門店、旧車レストアを得意とするショップが現れ始める。

その後、90年代を過ぎて00年代以降、BG誌で広告の中心といえば旧車専門店の広告となる。
そして、その広告に掲載されている旧車、特に海外から出戻った国産旧車が幅を利かせるようになり、旧車の価格上昇が止まらない状況になる。

そして、2010年代後半以降は、以前では考えられない値付けが常識かのようになる。00年代では所謂名車しか価格が付いてなかったけど、2010年代以降は、古けりゃナンでもOK的な値付けが罷り通っている。

当時を知らない若者は値段が高けりゃOK的で納得するのだろう。それが罷り通れば、それが相場となる。この循環で何でもかんでも値段はうなぎ登り、、、、有り得ない。

これ、振り返れば、結局は旧車カスタム=カッコイイ、それを生業とするショップの広告掲載で雑誌とショップの持ちつ持たれつで生まれたムーブメントのように思う。

まぁ、需要があるから商売として成り立つ訳で、これが悪とは言わないが、度の過ぎた値付けを見ると、少し悲しく感じるモノ。

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