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2023年2月 7日 (火)

模擬試験

今年、息子の受験対策で、教育機関を利用したのは、各機関が主催する模擬試験。
ただ、この模擬試験、ハッキリ言って今一。
利用した模擬試験は、田中学習会、鴎州塾、広島県学習塾協同組合のそっくり模試等々、、、正直、どれも今一。この辺の模擬試験、市内公立高校受験を目指すレベルなら問題として適切かも知れないけど、それより難しい高校を目指す場合、模擬試験の難易度レベルが低すぎるのが難点。

簡単な模擬試験だと、ケアレスミスをするか否かの注意力チェックしか出来ない。模擬試験としては、5教科をトータルで95%以上の正答率を出す生徒が居るようじゃ物足りない。簡単過ぎる模試なら、500点満点で490点以上を出せる生徒も居る。ただ、そんな簡単な問題は難関校入試では出てこない。となると、、、難関校評価には無意味。
模擬試験だと、全国の難関校の過去問と同等の問題を散りばめて、学年でトップクラスであっても500点満点で400点に届かせないような難易度で出題して欲しい。

じゅくこーぷ、広学といった期間が主催する模試なら仕方ないかとも思っていたけど、市内で有名な鴎州塾とか田中学習会の模擬試験が、このレベルってのは少し驚き。

過去を振り返ると、昭和の時代ならYMCAや旺文社が主催する模擬試験が在ったけど、良かったのはYMCA主催の模擬試験。YMCAの模擬試験は難易度に分けて2パターン在って、公立高校対象の公開模試、難関校対象の特別模試ってのが在った。公開模試の平均点が確か350点程度、特別模試の平均点が250点程度、公開模試で450点を取れる生徒も特別模試なら360点とかだった記憶がある。そういうレベルの模擬試験が受けられる方が受験生にとっては良い。

自身、塾経営していた頃の教材を多くストックしている。広島市内の殆ど全ての高校の過去問を昭和40年代からストックしている。平成10年から平成20年頃のストックは無いけど、平成21年以降もストックしている。また、昭和50年代を中心にYMCAの模擬試験もストックしている。こういう問題から現代の教育内容にマッチした問題を組み合わせて、何種類かのオリジナルの模擬試験を作成して使ったけど、こういう方が現代の塾主催の模擬試験より、よっぽどか有効だったように思う。

受験生にとって受験は大変なんだろう。その受験をサポートする学習塾は不可欠なんだろうけど、もっと実態に即した受験準備のサポートをしないと意味無くない?っていうのが感想。

若い世代に望むのは、中学卒業して高校進学するなら中学の履修範囲は完璧に理解して欲しいし、高校卒業するなら高校の履修範囲は完璧に理解して欲しい。大学に進むなら、高校の履修範囲を大学で補修するとかではなく、大学で習うべき内容をしっかり身に付けて、研究に勤しみ、新しい知見を得て社会に出て活躍して欲しい。大学というのは新しい知見を生み出す能力を身に付ける教育機関の筈。つまり、最高学府を卒業したのであれば、社会に出て、一つや二つは新しい知見を世に出す位じゃないと、正直、存在価値は無いと思う。そうでなければ、専攻で専門知識を身に付けたとは言えなかろう。

企業にいると、専攻は肩書きは立派でも、本来、その専攻修了なら身に付けている筈の知識を殆ど知らない状態で入社する人も少なくない。少なくとも自身の所属する企業では皆無では無かろうか?下手すると、高校生レベルの知識も怪しい人も少なくない。

中学、高校で習うべき知識、そういうのをしっかり身に付けていれば、ホント言えば、受験前の模擬試験なんてモノは9割以上の点数を出すのは当然の事。模擬試験にしろ、本番の試験にしろ、数割しか出来ずに、その時期をスルーするってのは、本来ならナンセンス。

そういう意味では、履修レベルを各世代の子供達にしっかり認識、自覚させるためには、もっと難易度の高い模擬試験を何度も受けさせられるような環境を作るのが受験産業を営む学習塾等の使命では無かろうか?

まぁ、チョット過激な意見かもしれない。戯言だ。

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