ワクチン接種回数と超過死亡数を見直してみる
ワクチンの接種による影響は、ウリジン修飾mRNAを保護する脂質ナノ粒子(LNP)によるアジュバント効果による急性炎症が一番最初に現れる。これは接種直後からピークで接種後二週間程度で現れるショック症状による死亡や疾患。次に、ワクチン本体であるウリジン修飾mRNAが細胞に取り込まれ抗原物質であるスパイクタンパク質が産生され始めて生じる、スパイクタンパク質による影響と免疫力低下による影響。大きく分けて、この二種類。前者による疾患で顕著なのが心筋炎、後者による影響が血栓症や皮膚疾患、その他感染症への感染しやすさ、急速な癌進行といった症状だろう。後者による影響はスパイクタンパク質が産生され始めてしばらく経過してから発症するパターン。
いずれの症状も生死に関わる症状。その影響の期間を考えると、LNPによる影響は、急性症状が現れる初期以降は、原因物質が生殖器、腎臓、肝臓に選択的に蓄積される事が報告されており、蓄積後の排出率は厚生労働省の発表した資料によると一週間経過しても1%程度しか体外に排出されないということ。単純計算すれば一回の接種で2年は体内に留まる訳で、長期的には肝硬変、肝癌、腎不全といったリスクが長期にわたり高まるということ。ウリジン修飾mRNAによる影響は免疫寛容のよる自己免疫疾患が最大の懸念であり、日和見感染症への感染増加、急激な癌進行、老化の進行、副交感神経の衰えによる拡張期血圧の上昇、脱毛の進行等が生じるということ。
現在、一昨年から人口動態と推計人口を観察しているが、ワクチンの接種状況も調べてみることとする。
ワクチンの接種は、2021年春から始まり、初回接種のピークは2021/7/10の104万回。初回接種では日々100万人に接種するのが目標でキャンペーンが繰り広げられていた。初回接種が終わったのが2021/11初旬である。二回目接種のピークは2021/7/31の100万回であり、概ね2~3週間間隔で接種が進んでいたようである。初回と二回目接種合算の最高回数は2021/7/10の170万回。二回目接種は2021/11末というところ。2021/12から三回目接種が始まり、そのピークは2022/3/19の110万回で2022/7には希望者が概ね接種完了している。四回目接種はピークが2022/8/19の74万回という状況。一回目から四回目迄の接種回数概算のピークは概ね三回程ある。初回と二回目の接種はオーバーラップしており、初回ピークは2021/7の170万回程度、二回目のピークは三回目接種ピークの2022/3の120万回程度、三回目のピークは四回目接種ピークの2022/9の90万回程度ということ。徐々に接種回数のピークは減少している。
その後、2022/10以降はオミクロン株BA.1対応の二価ワクチンの接種が始まっており、三回目以降(四回目、五回目)の接種者の殆どが新型ワクチンを接種しているものと思われる。このオミクロン株対応のワクチン接種のピークは2022/12頃で110万回と接種回数が再び増加しているのが興味深い。皆がオミクロン株対応の二価ワクチンを待っていた様子が伺える。
しかし、興味深いのは、2023/2に入った頃にはワクチン接種回数は急減しており接種回数はトータルでも10万回程度となっている。これは、2022年末から週刊誌でワクチンリスクが大々的に取り上げられており、ワクチンリスクが疑われている影響では無いだろうか?
さて、人口動態調査を2021年から追跡しているけど、2021年は2020年以前に比べると毎月の死亡者数が大凡5000人程増加しているのが顕著。
ここから過去の平均値から2018~2022年で月別死亡者数の増減分をプロットしてみる。
これが所謂、超過死亡数ということになる。
2021年3月以降の月毎に5000人ずつ増加している分が、最近世間で話題になっている超過死亡数ということ。2021年の超過死亡数は4月から10月で毎月で5000~8000人程度で推移している。これは、初回、二回目のワクチン接種の接種回数が一日170万接種以上を記録していた頃に合致するけど、一日120万回接種、一月で2000~3000万回接種という回数に比べると、一ヶ月間の超過死亡数というのは5000人程度。死亡者数がワクチン接種によると想定しても確率的に1/5000、0.02%と大きく無いようにも見える。
しかし、三回目接種が行われた2022/2~2022/3期(ピークは2022/3)では超過死亡数は15000~18000人と大幅増加。この間の接種回数は一日で70万回接種、一月で1500万回接種で一ヶ月の超過死亡数15000人というのは確率的に1/1000、0.1%と5倍増。四回目接種では更に顕著で超過死亡数は16000~25000人程、それに対してこの時期の接種回数は2022/8~9月はピークで最大一日90万回接種、一月だと1000万回接種程。確率的には更に増えて0.25%程となっている。
これは、超過死亡数の推移とワクチン接種回数の推移が奇妙な一致を示しているからだが、接種回数を重ねる程に、超過死亡数が増大しているのが興味深い。
今後、2022/12以降の超過死亡数が発表されるだろうけど、その超過死亡数はワクチン接種回数推移に比較すると更に増大している様子が伺える。昨年末から高齢者のコロナ症状以外での死亡例が急増していると報道されており、この原因を、ワクチンの頻回接種による免疫抑制による各種疾病の重症化と唱える人も少なくないけど、ワクチン接種回数が急減している2023/2以降において超過死亡数が減少傾向となるならば、最近の高齢者死亡の急増は、免疫抑制による疾病重症化、つまりウリジン修飾mRNAによる本作用による影響と考えるよりも、2022/10以降に開始されたBA.1オミクロン株対応の二価ワクチンによる影響が、より酷くなり、それによる急性炎症による影響とも考えられるかもしれない。
現実に武漢株対応の2022/9以前のワクチンと二価ワクチンでは、添加剤の成分も変更されており、接種手順も変更されている。mRNA自体の安定性も向上しており、製品名自体も変更されている。より効果的に効果を発揮するように改められている。効果的に機能すると言う事は、副反応による弊害も、より顕著に現れる可能性がある。2021年、2022年の死亡者数推移を見ると、超過死亡数が増加している月がある一方で、死亡者数が比較的落ち着いた月があるのも事実である。中長期的な免疫抑制による死亡者数増加が問題となるならば、超過死亡数に、このようなバラツキが生まれるのも考えづらく、現在の超過死亡数の推移がワクチン接種回数の推移が連動している状況から判断すると、ワクチンの副反応はウリジン修飾mRNAによる影響よりも、現時点では脂質ナノ粒子(LNP)のアジュバント作用による急性炎症による影響が支配的と考える方が自然なのでは無いだろうか?
勿論、ウリジン修飾mRNAによる免疫寛容による免疫抑制、自己免疫疾患等のリスクが無いといっている訳ではない。現実にワクチン接種開始以降、死亡者数が前年を下回った月は一回も無い。少なくとも、接種開始以降は全ての期間で死亡超過を記録している。その影響は体内に蓄積するスパイクタンパク質の量、免疫抑制するTreg細胞の量次第だろう。それが徐々に蓄積して影響を及ぼし始めるのは、もう少し先であるのでは無いだろうか?
中長期的な影響としては、拡張期血圧の上昇、脱毛、長期的な皮膚疾患、日和見感染症の発症、身体が弱くなる、疲れやすくなる、怪我が治りにくくなるといった症状が最初に現れ始める可能性が高い。日々の健康観察を持続して、状況を常に把握して対処する。これが接種者には求められるのではないだろうか?
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