IgGって何?
専門家でないので理解してない。ということで、チョット調べてみる。
IgGってのは血液中にもっとも多く含まれている免疫グロブリン。これは細菌やウイルスと結合して無毒化して身体を守る働きを担っている。免疫機能の主役といわれている。
IgGはY字形状でY字の挟み角がウイルスや細菌(抗原)に併せて変化する。この部分が抗原に結合して、病原体の特徴を記憶、その後、抗体を作る。
IgGによる免疫の機構は次の通り。
・病原体はIgGを介した結合によって固定化される。その後凝集する。
・病原体の表面をIgGが覆って病原体を認識させて、食細胞性の免疫細胞に摂取させる。
・IgGは毒素とも結合し中和する。
人IgGには四種類(IgG1、IgG2、IgG3、IgG4)ある。IgG1は最も多くタンパク質及びポリペプチド抗原に対する免疫応答を担う。IgG2は二番目に多く糖鎖/多糖抗原に対する免疫応答、IgG3もタンパク質とポリペプチド抗原に対する免疫応答を担っている。
というこうとで、重要なのはIgG1とIgG3が特に重要。IgG4については詳しい事は判っていないが、IgG4はIgG1~IgG3とは逆の働きをする事が判っている。これは免疫が強く働く事による強い炎症を抑制するため機能するということ。つまり免疫寛容を担っているのである。実際、IgG4抗体の異常増加はIgG4関連疾患(指定難病300)として難病指定されている。
このIgG4が増加すると、自己免疫疾患状態に陥る訳である。
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