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2023年3月27日 (月)

プラリペアでの造型修理

単車のサイドカバーの修理だ。久しぶりにメンテを行う。それはマグナム80だが、これのサイドカバー、左右ともグラグラ、、、、
外してみると、左右とも車体に取り付ける爪が崩落。
右側は円筒形のダボ、左側はフック状の爪だ。
ダボの方は破片が残っていたので接着する方向、フック状の爪は完全に欠損している。
サイドカバーはABS樹脂だから、この場合はプラリペアで修理する。
ダボの方は破片と本体を付き合わせるけど、突き合わせ部を削って接着面を拡げて対応。難なく終了。
爪の方は欠損している、、、、最初は、ABS製不要部品から材料を切り出して製作しようと考えたけど、適当なモノが無い、、、、ということで、ゼロからプラリペアで造型することに。ただ、高さで2cm、幅で3mm、そしてコの字形状のパーツを形成するのは簡単じゃない。
勿論、型取り君って粘土も無い。

そこで思い付いたのは、コンクリートで土台を作るような方法。この場合、ベニアで型枠を作って、そこにコンクリートを流し込んでいるけど、同じように、、、、ベニアの型枠の代わりに、アルミテープ。これビニールテープ、セロハンテープのようにフニャフニャではない。金属製故に好きな形を保つことが出来る。このアルミテープで欲しい形で枠を作って破損部品に枠を取り付ける。枠を慎重に製作し破損部に取り付ける。その枠の中にプラリペアの粉末を入れては反応液を入れる。これを繰り返し枠の中でプラリペアを造型していく。この作業で30分程度。プラリペアは25[℃]なら5分で固化するので、暖めて枠を取り外す。造型樹脂の表面をリューターと小刀を使って形を整える。そして、車体にサイドカバーを併せて干渉部位の削り出しを行っていく作業だ。

これによって、紛失していた爪をプラリペア造型によって成型完了である。

プラリペア、物凄く便利だ

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