ウインカーのLED化で同時点滅は
これ、単純な事。
そもそも、ウインカーっていうのは、バッテリーからリレーを経由してハンドルスイッチで接点を選べば選んだ方から左右のウインカーに導通が開始して点滅する。
これが基本構造。因みに、各ウインカーはバルブソケットでアースに落ちる構造。
これがメインハーネス部分の処置だけど、メインハーネスから分岐してメーターパネルに伸びるハーネスがある。このハーネスの先には、メーターインジケーターのウインカーインジケーターがある。このウインカーインジケーターに向けて、メインハーネスのウインカーラインが接続されている。
ただ、興味深いのは、メインハーネスのウインカーは左右用で二本存在しており、一本がウインカーインジケーターの+に、もう一本がウインカーインジケーターの-に接続されている。つまり、ウインカーの左右どちら側に操作してもウインカーインジケーターに電流が向かうのである。因みに、ウインカーインジケーターを動作させると消費電力過大となるので、通常の白熱球では右操作時にはインジケーター迄点滅させることが出来ても、左ウインカーを点滅させるには到らないだけなのである。
しかし、LEDバルブを使って低消費電力化すると、インジケーターランプを経由して反対側のLEDバルブも点滅させてしまうのだ。
これを防止するには、迂回電流が流れない様にインジケーターランプへのハーネス接続を変更する必要がある。メインハーネスからメーターハーネスに向かうラインにダイオードを設置して一方通行にする。ダイオードをそれぞれのラインに接続後した後に、二つのラインを一つに纏めインジケータランプに向かうラインに接続する。そして、インジケーターランプから戻るラインをアースのラインに接続する必要がある。
こうすれば、迂回電流が流れる事はない。
まぁ、考える迄もない話。
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