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2023年4月26日 (水)

原付バイクの原点

50ccのギア付きバイク、殆ど壊滅状態。しかし、この50ccバイクというのは、バイクの原点。パワーは十分でないし、今となっては、社会的な役割は電動アシスト自転車に取って代わられている。
しかし、50ccバイクで動力性能的に不十分なモデルというのは、何もかもが物足りないが故の魅力に溢れている。

我が家にはAV50があるけど、これは総てに不満の塊だけど、この物足りなさを実感するのは非常に楽しいモノ。

原付の性能的な全盛期といえば80年代。その頃の原付といえば上昇志向で動力性能も十分以上のモノが多かったけど、その前の時代、具体的には70年代の原付は動力性能的には十分では無いけど面白いレジャーバイクが全盛だった時代がある。

原付が原付らしく楽しかった時代、それは70年代。その楽しさは物足りなさが重要な役割を果たしていたように思う。

思えば、ミニトレ、GR、TY、ミニクロ、マメタン、モンキー、ゴリラ、ダックス、ノーティダックス、、、、こういうのが原付の原点。

我が家のAV50は80年代原付だけど、高性能モデルの系譜ではなく70年代レジャーバイクの系譜。このレジャーバイクというのは、読んで字の如く、正にレジャーである。レジャーといえば、どういう意味か?日本語で余暇、自由を示すらしい。余暇、自由を楽しむミニマム構成がレジャーバイク。

今の時代、満ち足りた性能を求める傾向が強いけど、最低限を楽しむとバイクの原点に気付かされる事が多い。
電動アシスト自転車は実用品。原付バイクはレジャー用品。違うのである。レジャーには機能を求める必要はない。最低性能故に楽しみが見つかるってモノである。この考えは世界一の性能を求めるのと同じ様な考えではないだろうか?最高の動力性能なんて実用を考えれば無意味以外の何物でもない。無駄の塊である。同じ様に最低性能も然りである。

カワサキフリークの自分として、ベストカワサキというのは、歴代カワサキ車の中でAV50が該当すると思っている。

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