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2023年4月18日 (火)

今更ながら、やっぱりキャブ車

単車の世界、90年代後半にインジェクションが登場。初期のGSX-R750とかTL1000Sってのはインジェクションが搭載されているだけで大きなニュースになったけど、そんなインジェクションは2000年代になると一般的になり2010年代になると主流となり、今やインジェクション以外は存在しない状態。

まぁ、排ガス規制に対応させるとなると、より薄い燃料で爆発させることが必須であり、正確な燃料調整による微細な燃料噴射が必須。そうなるとインジェクション以外では成立しないのだろう。

しかし、個人的にはインジェクションよりもキャブレターの方が、エンジンフィールとしては好きだ。

自身、インジェクション車に乗って経験は殆ど無い。乗るとすればスチールフレームとなったSV650ABS系ばかりである。何故にこれか?というと、SV650Sの買い換えを検討することが定期的に訪れるのだけど、その時に試乗する時くらいしか乗らないから。

だから、自身のインジェクションとキャブの比較といえば、初代SV650Sと現代のSV650Xの比較ということになる。正直、パワーに大きな違いがあるとは思えないけど、アクセルを開けた時にパワーが沸き上がってくるようなフィールというか、アクセルを開けた瞬間の力強さというか、レスポンスという部分では、優れているとは言い切れないが、フィールとしてはキャブのSV650Sの方が断然に好み。この沸き上がるようなフィールというか、少し荒々しいといか、がさつな感じはスロットル操作自体でどうにでもなる。スロットルの操作の仕方一つでどうにでもなるのがキャブ車。インジェクション車では、どう扱ってもマナー良くというのが印象。アクセル操作の仕方で吹け上がり方に自在な自由度が与えられるという面で、やっぱりキャブ車の方が運転していて楽しいのである。

これは他のツインであるCXやBTについても言えること。スロットル操作一つで、どんな風にでも楽しめるというのが最大の美点と感じている。何も考えなくとも、とってもスムーズに走るインジェクション車ってのは、機械としては非常に優れている存在なんだろうけど、運転者としては機械と対話しているという感覚が希薄なのは、運転の楽しみが少し削られているような風に思えてしまう。

結果、試乗迄はするけど、買い換える、、、と迄は行かない。これが現実。

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