カンジダ・アウリス
今朝の地元新聞の記事で見つけた名前だけど、これについて調べてみた。
これによって症状が悪化する人が著しく増加中だという。
カンジダという真菌が起こす真菌症をカンジダ症だというそうだが、カンジダ属の代表であり、カンジダ症の最大の原因となるカンジダ・アルビカンスは丸くて大きいが、日本で見つかるアウリスは小さくて形はいびつだと言う。そして、アウリスが重篤な全身感染症の原因となるという。アウリスは、血液を介して全身に広がる敗血症の原因となり、発見以来、インド、パキスタン、南アフリカ、ベネズエラ、英国、米国、クウェート、イスラエル、コロンビア、中国などから続々と報告されるようになったそうだ。
今朝の新聞記事で気になったのは、このアウリスによる発症は全身の免疫状態に左右されるという事。免疫機能の低下した例において重症の全身性感染症を引き起こす点だ。死亡率は30〜40%と推定されており、抗真菌薬の効かない菌が多いこと。アウリスの9割は最もよく使われる抗真菌薬のフルコナゾールに耐性を示し、5割は複数の抗真菌薬が効かない多剤耐性、4%はどの薬も効かないといわれている。
更に、この真菌は新種であるため、従来の検査法では見つけることができない。そのため、発見の遅れを来たし、結果的に、治療の遅れ、拡散防止の遅れに直結する。又、この菌は、環境に定着しやすく消毒が困難だという。菌は消毒したかのような場所において、数週間以上生き延びる事さえあるという。
ここ最近、帯状疱疹が増えたとか、そんな話を聞いていたけど、それよりやばそうである。致死率が高く、発見もしにくく、薬も効かない。そして消毒も困難、、、、
これの発症者が増加中、、、、これはコロナとは異なり、本来なら気にならない真菌だけど、免疫低下した人には、そうではなくなるのである。感染が広がるのではなく、広がっている真菌に耐えられなくなる人が増える事によって問題が生じるのである。
ワクチン接種率世界一、、、そんな国において、ワクチンを接種してしまった人にとっては、カンジダ・アウリスが大きな驚異になっていくのは間違いないかもしれない。
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