チェーン脱落対策
一般的にアウターローというのは推奨されないけど、使えないことはないというのが基本。実際、自身も通常のコンパクトクランク(50-34T)×ジュニアカセット(16-27T)で使っている時、アウターローでも問題無く使えていた。
このセットにスーパーコンパクトの(47-31T)を組み換えて使っても問題無く使えていた。
しかし、スーパーコンパクトクランクの注意書きにあった、これ以外の組合せは使わないように、、、、という警告を無視して(51-31T)を組み込んでみると、、、、アウターローのポジションでは、アウターリングからチェーンが脱落して、リアをローポジションに移した瞬間にFメカを未操作にも拘わらず、チェーンがインナーに脱落する。変速後にケイデンスを上げると、脱落の瞬間の回転数上昇とチェーンテンションの喪失でチェーンがインナーより内側に移動、つまりチェーンが脱落するのだ。インナーリングに載っかってくれれば、修正も可能だけど、チェーンが落ちると対処のしようは無くなってしまう。
結局、フロントの歯数差過大によるテンションの変化が大きくなること。他にはリアセンターの長さが詰められたジオメトリー等ではチェーンラインの捻れが大きいこと。そんな複数の要因が絡んでいるのだろう。50-34Tで大丈夫ならアウターが50Tと51Tの差は僅かだろうけど、チェーン落ちが発生するというのは、チェーンコマ数が足らないのだろうか?ただ、チェーンコマ数を一コマ増やすことは、インナーが31Tと少ないので、その時にRメカのキャパシティの限界を超えているのでテンション不足に陥るから、それも出来ない。コマ数を変更するのはチョット難しい。結局は、推奨のアウター47Tに戻すのが正解なのだろう。
ただ、アウターからインナーに落ちるだけなら、走行中に停止を余儀なくされる事は回避出来る。インナーから内側に脱落するのが問題である。
ということで、行ったのがチェーンキャッチャーの装着。これはインナーポジションの時にそれ以上チェーンが内側に行かないようにするためのチェーンの異常移動を妨げる樹脂製ガイド。このガイドをチェーンがインナーにある時に、チェーンとギリギリの位置に接地するもの。そうすれば、脱落してもチェーンがガイドとの隙間を潜り抜けて落ちる事は無い訳だ。このガイドはシートパイプにクランプして使うモノ。φ28.6、φ31.8等々色々なサイズがリリースされている。価格は大凡500円前後。
自身はニシダサイクルさんで380円で調達。
これを組み込んで駆動系はそのままで自転車に乗ってみると、、、、、インナー落ちは相変わらず発生するものの、チェーン脱落に迄は到らない、、、、取り敢えず、これで様子見予定。
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