膝擦り
最近は聞かなくなった言葉。
80年代、峠といえば、膝擦るか?というのが話題になることが少なく無かった。
ただ、自身は膝擦りに関心は無いし、記憶の中で膝を擦った事と言うのは、公道、峠を走っている限り、殆ど記憶に無い。
腰を落として膝を真横に出せば擦るのは擦るけど、そういうのはどうも違う感が強かった。膝を擦ったとしても、車体の何処も地面から遙かに離れている、、、そんな状況で膝を突きだしての膝擦りというのは、無理膝感が強すぎる。
膝を擦るのであれば、膝の皿の上が擦るのは違う。膝擦りといえば、膝出しは程々に、膝の外側が地面に接触する程度の話。車体のバンクが限界に達し、それでもなお、重心を下げる結果、身体を落として結果的に膝を擦るというのが膝擦りとして正しいスタイルのように思う。
自身、峠で膝を擦ったのは数回。一番印象に残るのは、畑賀のギャラリーコーナーの下り。下りで腰落としは程々に低く伏せて膝出しは殆ど無しの状態で旋回中に膝が地面を擦ったというのが、記憶としては一番鮮明に残っている。因みにバイクはRZ350Rだ。
バックステップなり、チャンバーの腹なりが地面に接触し、それでもなおコーナーリング速度を稼ぎたい時に腰を落として旋回している時に膝が擦ってしまうという感じ。
膝擦りっていうのは、目的ではなく結果的にそうなった的現象の一つという意識の方が強い。
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