ベンチレーテッドディスク
四輪ではスタンダードだけど、二輪ではレア。
これが採用されていたのは、1980年代前半限定。
採用車種を振り返ると、アウトボードディスクタイプ限定で言えばホンダならCBX1000の'82モデル、GL1100系、CB1100Rといったフラッグシップモデル、ヤマハならV-max、FZ750、RZV500R辺り。スズキ、カワサキには採用車種は無かったはず。インボードディスクでCBX400F等には採用されていたけど汎用性が無いので、ココでは触れない。
自身、1985年頃、RZ350Rのカスタムを行う時、フロントにRZV500R、リアにFZ400Rを組み合わせて製作。その際に、ディスクローターもRZV500Rのベンチレーテッドディスクを用いたので覚えている。
ただ、ディスクローターのトレンドがベンチレーテッドディスクに向かう事はなかった。トレンドとしては、より軽量なフローティングマウントのディスク。ディスクローターが発熱する事よりも、軽量さを重視する事の方が求められたのだろう。
で、実際にベンチレーテッドディスクを使ってみてメリットが有ったか?というと、街乗り、峠乗りレベルでフェードする事はなく、メリットは殆ど感じられなかった。
それよりも、分厚いディスクローターに対応するキャリパーを調達する方が苦労した印象。減ったパッドを使えば通常のキャリパーでも付かない事はないけど、ローターの厚みが通常の倍あるので、正規には専用のキャリパーが必要。これの調達に苦労した印象だ。
ただ、最近はネットオークションでベンチレーテッドディスクが稀に出品されており、異様な高値で取り引きされている。悪くないけど、高値過ぎると、チョット違うなぁ、、、というのが偽らざる感想。
| 固定リンク
コメント