創成期のクラシックデジカメ回想
トイデジとは違いクラシックデジカメというと、基本、カメラ。写真は今見ても鑑賞に耐える。そんなクラシックデジカメでお気に入りの一台が、富士フイルムClip-It DS-10。
これ、デジカメ創成期、1990年代末期に登場した富士フイルムのデジタルカメラ。
クリップイットシリーズは、その後のファインピクスシリーズの前のシリーズ。最終モデルはDS-30という光学ズーム付きの高機能カメラだったけど、このDS-10は再生モニターレスながら、単三電池2本で駆動、スマートメディア対応で、当時としては、そこそこコンパクトなカメラである。
特徴的なのは、当時の流行に併せ、スケルトンケースのモデルもあった。
フラッシュ装備で、絞りは手動で2パターン選べるカメラだ。
ただ、当時を振り返れば、デジカメでコンパクトなモデルは他にも多くある。コンパクトさで言えば、東芝のアレグレットのPDR-2、PDR-5とか三菱電機のDJ-1000なんてモデルがある。興味深いのは、カメラメーカーのオリンパス等のモデルと較べるとDS-10は小型軽量。しかし、非カメラメーカーのモデルと較べると大きいという評価。
で、実際の写真は?というと、コンパクトな非カメラメーカーのモデルで撮した写真は、空気感としてその後のトイデジと通ずる写り。映像は記録されているけど、色合いとかは現実からは懸け離れている。記録としての機能に絞り込んでいる。
一方で、DS-10の写真は、色合いの面では現代のカメラと変わらない。写真全体の明るさも然り。
カメラメーカーとして写真に望む再現力を担保しようとすれば、当時としては、このサイズが限界だったのかもしれない。
自身、トイデジも好きだけど、このような創成期のクラシックデジカメも嫌いじゃない。
因みに、このDS-10は夕方~夜間に撮影すると、移りは最悪だけど、何とも言えないレトロな映像となるのでお気に入り。
実は、、、スケルトンモデル二台、通常モデル一台で合計三台所有したりしている。
これ続いてクラシックデジカメでお気に入りなのが、KODAK DX3215Zoomだ。DS-10がお気に入りだけど、セカンドベストがコダックのDX3215Zoomというモデル。これ、パンフォーカスながら光学2倍ズーム付きという変なカメラ。恐らく、機構的には単三電池四本のDC210Zoom系統のモデルだろう。このモデル、画素数は少ないけど色調が如何にもレトロな写真という雰囲気で嫌いじゃなかったけど、単三電池四本で大きすぎるのが難点だったけど、DX3215Zoomとなってからは単三電池二本となり許容範囲のサイズで悪くない一台。
偶に撮影するけど、結構楽しい。
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