極低温向け軸受
ということで、引き合いが来ました。
現在の無注水軸受は実用化されているのが第4世代仕様、特許申請中のモデルが第5世代仕様。で、どの世代が使えるか?というと、実は前世代の第3世代仕様。
基本構造は第3世代仕様以降、全て共通だけど、第3世代仕様の軸受は極低温で使えるように複雑な材料複合化は行わない。勿論、表面処理も行わない。
我々の軸受は、基本使用温度域をベースとして、そこから摺動が行われたとして伴う温度上昇環境下において軸受隙間が縮小方向に変化しない事が最大の特徴で、それを特許化している。極低温軸受では、常温でのポンプ組み立てが可能で、使用域において適切な寸法に管理されている事が重要だけど、これが実現出来るのが我々の軸受システムである。
今回、この軸受システムは、もしかしたら大企業が開発しようとしている液化ガスの供給用ポンプに使われるかも知れないし、もしかしたら、うん、身近な製品のライバルになるかもしれない。技術ってのは競う事に価値がある。どうなるかな?
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