コース向け自転車の使い分け
自転車を複数種所有している。カテゴリー的には、ピスト、ロード、スポルティーフの三種類である。
別に競技をする訳ではないが、これらの自転車は使い分けている。
その使い分け、用途はどのようになっているか?
それは、基本的に走る距離、コースによって使い分けている。
先ずは、ピスト。ピストバイクの特徴がギア比が固定されていること。これ、走るコースが限定的な場面でのみ使う。平地基本で走る速度も、ほぼ一定、、、そういう風に限定されている場所を使う時は、選ぶ自転車はピスト一択である。自分の場合、自宅から直ぐの川沿いを周回するルートでのみ使う。川沿い走行故に、基本は平地、速度は30~40km/h平均。逆に、このルート以外ではピストは使わない。
次はロード。ロードバイクの特徴は変速は付いているけど、それ以外の実用装備は、ほぼ無し。フェンダーも無い。タイヤ、ホイールも速度重視のチョイス。大きな衝撃等には強くない。こんな自転車は自宅から直線距離で半径50km圏内で完結する場合。距離で言えば往復で150km未満のコース設定の時限定である。距離で150kmといえば、直線距離で大凡半径50km圏内に入る。この場合、走行時間は5~6時間、エリアは天気予報で一つのエリア。走行中の天候の変化も読める。晴天前提で走行可能。エリアも狭いので道路状況も大凡想像が付く範囲内。ロードバイクでは悪路走行、雨天走行、雪中走行は避けたいからだ。
学生時代、悪路走行で跳ね上げた異物、極低温で雪中走行時にメカ、ブレーキのワイヤー部が凍結して作動不能で事故に遭遇した同行者も居た。こういう不足の事態に見舞われた時、ロードバイク自体は、その構成上、適しているとは思えないから。逆に言えば、不測の事態が起こらないと言える状況ならロード、それ以外ならロード以外というチョイス。
最後はスポルティーフ。ランドナーもあり。これは走行時に遭遇するであろう不測の事態を含めて対応可能なチョイス。走行時間が10時間以上、距離で直線距離で半径50km以上、半径100kmレベルだと、一日走行距離で300km以上も入る。この場合、悪天候への遭遇や、夜間走行も想定内。荒れた路面の走行も想定。こういう不測の事態へ突入しても問題無く安全に機能が果たせるチョイスといえば、ロードバイクは正直心許ない。自身の場合、スポルティーフがチョイスとなる。頑丈なホイール、タイヤ、そして路面からの泥水等を防ぐフェンダー、それから夜間走行でもしっかり照らす事が出来る灯火類というのが必須であり、これは正に旅用自転車の出番ということになる。
距離で300kmコースの場合、自身は当然だけど、同行者にも機材の制約は求めたくなるもの。距離が伸びる程、冒険的要素が増える。その場合、トラブル遭遇率を下げる意識は、集団で走る時は特に重要。一人で走るなら機材チョイスは自分次第だけど、複数で走る場合、一人のトラブルが集団への影響を避ける事が出来ないので、そういう意識を求めたくなるモノ。
これまで、250km以上のサイクリングの場合、自分の場合は100%スポルティーフを用いている。
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