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2023年8月 4日 (金)

フォークスタビライザー付けるなら

フォークスタビライザーといえば、正立フォーク車に装着する、或る意味ドレスアップアイテム。ドレスアップと言うのは、装着前後で効果が体感出来るモノとは言い難いから。

ただ、効果は確実にある。

体感出来ないけど、装着前後で部品が壊れなくなったというのが自分の意見。

フェンダーが割れなくなったとか、純正の薄いアルミ製スタビライザーの取り付け穴部が千切れなくなったから、、、、

ただ、どんなスタイルのスタビライザーでもお奨めか?というと、そうではない。

まず、スタビライザーが必要な人というのは、既存の状態でフェンダーや純正スタビライザーが割れたり、千切れたりする人限定。そうでなければ、その部分に捻れは発生していないので、その程度の乗り方なら不要。重量が増えるだけでメリットは何もない。

ただ、トラブルを抱えている人にとっては有用なパーツ。

但し、、、、フォークアウタートップのオイルシール装着部のフォークアウターをクランプする構造のスタビライザーはお奨めしない。理由は、、、、スタビライザーによってフォークアウターをクランプすると強くないアルミの筒のフォークアウターが変形する可能性がある。これによってオイルシールがインナーチューブを抱く力にバラツキが生まれる。これによって摺動性が悪化したり、キツイ部分が生まれる反面、緩い部分も生まれる。この緩い部分からオイル漏れを生じる可能性がある。
そうなると、デメリットしかない。

スタビライザーを装着するならば、オイルシール嵌め込み部の外側をクランプする製品ではなく、フォークアウターの別の独立したネジ穴を利用して固定すべし。

純正のフェンダー上部のアルミ製スタビライザー取付ネジを利用して、スタビライザーを重ねるとか、頑丈なパーツに作り替えるとか、或いは、フェンダー取付用のフォークアウターの内側のダボを利用してフェンダー内側にフェンダーと沿った形のフェンダーブレイズを追加するパターン。これがお奨め。

こういう構造ならば、オイルシールに負担は掛けない上に左右のフォークアウターの連結性を確実に高める事が出来る。

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