最近のMotoGPとか
絶対王者マルケスが大不振、、、ではない。大不振なのはホンダのMotoGP機だろう。
今はエントリーしている中でホンダ機で最下位争いをしている。その上がヤマハ機だ。そのヤマハ機を食ったポジションに割り込んでいるのがマルケスの乗るホンダ機。その上のアプリリア、KTM、ドゥカティってのは別カテゴリーのレースのような感じ。全く勝負になっていない。ただ、レース中継を見て思うのは、順位がどうであれマシンコントロールに関して言えばマルケスを凌ぐライダーは居ない、、、そんな印象。
正直、マルケスにはホンダを離脱して、ドゥカティじゃなくとも、KTMでもアプリリアでも、乗り換えれば再び黄金期を築きあげるのでは?という印象さえ抱く。
逆に、ホンダやヤマハは、もうMotoGPからは撤退した方が良くない?って印象さえもってしまう。昔は、メーカーが撤退すれば良いなんて考えた事はなかったし、そこからライダーは移籍して欲しくないという風に考えていた。スズキとシュワンツ、ヤマハとロバーツ、レイニー、ローソン、ホンダとスペンサー、ガードナー、ドゥーハン、ロッシの時代はそう考えていたけど、今はホンダとマルケスならマルケスは乗り換えてホンダは撤退した方が良くね?って思ってしまう。
ただ、二輪全体でそう思うか?というと、そうではない。
SBKでカワサキ離脱が公表されたレイだけど、レイがヤマハに移籍するのは残念。ただ、カワサキに撤退を望むか?というと、そうではなく、来年以降は、ヤマハ機以上の戦闘力のあるバイクを仕上げて欲しいとも思う。
そう、つまりホンダのMotoGP機に対してだけは、もう辞めた方が良くない?って印象なのだ。その理由、、、、やはり、同一カテゴリー内にしてカテゴリー違いレベルの戦闘力のなさ。誰が乗っても最下位争い、、、正直、見込みがないのでは?という印象しかないのである。
ただ、中継映像を見て素人ながら思ったのは、ホンダ機の遅さってのはエンジンというよりもエアロダイナミクスなんだろうという事。ホンダ機のウイングレットってのはイタリアメーカーに比べると見るからに得られる効果は大きくないという印象がとても強いということ。恐らくだけど、カウルの内側を流れる空気に対しても効果を最大限に得られるような留意がなされているのだろう。F1の世界では同じエンジン、トランスミッションを使ってもレッドブルとアルファタウリのモデルで成績は大きく違っている。それ程にエアロダイナミクスは重要なのだろう。MotoGP機においても同様の事が言えるでは無いだろうか?
最近の取り組みを見ると、ホンダはフレームを社外に託すなどの取り組みを行ってきたようだけど、結果は変わらず。フレームを社外に託した時点で、恐らくはエアロダイナミクスを軽視してきたんだろう。フレームの重要性もあろうが、今はフレームよりも、エンジンよりもエアロダイナミクスが最重要の時代なのかもしれない。そして、そのエアロダイナミクスへの取り組みが最も遅れているのがホンダなんだろうし、フレームにトライを繰り返していた状況から、未だエアロダイナミクスへの関心が、最近迄それほど高くなってないのではなかろうか?エアロダイナミクスへの知見については、ヨーロッパメーカーに対して周回遅れ以上の差があるのでは?とさえ見えてしまう。
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