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2023年9月29日 (金)

AV50について

近年、使用頻度がアップしている一台。
これ、調達は1993年頃。行き着けのショップで購入。その後、ずっと愛用。
基本、実用性重視で運用。最初はキャリアのみだったけど、1999~2010年頃はカゴを装着していた。今は小型のトップケースを装着している。
その後、足周り変更を考えたこともあるけど、KS系だとチューブタイヤになるし、KSR系は三つ又移植すればハンドルロックが無くなる。そんな事を考えると、ノーマルで良いか、、、ということで、結局何もしていない。ノーマルの形の好き嫌いは別れるけど、前後チューブレスで手の掛からないバイクである。

そんなAV50だけど、これには初期型と後期型の2モデルある。初期型はオイルラインが追加される前のモデル。キャブレター口径も大きい。後期型はオイルライン追加済み、キャブは小口径という仕様。パワーフィールは全く違う。初期型は結構パワフル。後期型はとってもかったるい。後期型は原付60km/h規制に対応したモデルで、パワー自体が相当に抑えられている印象。ただ、リミッターは装備されていない。伏せて全開走行すれば、上限は十分に振り切る。そんなバイクだ。

エンジンはMAX100とかKSR110、Z125を子孫に持つモデル。変速は4速リターンでKSRのような遠心クラッチとは異なる。カワサキ最小の4サイクルエンジンとしては未だに唯一の存在。恐らく、未来永劫唯一の存在だろう。
非常にレアな存在というのは、売られていた時期が不遇とも言える時代。第一次アメリカンブームが終わって、第二次アメリカンブームが始まる前という暗黒の時代に販売されていた。第一次ブームとは、原付ならマメタン、RX50といったモデルが持て囃されていた時代。第二次ブームは原付ならジャズ、マグナといったモデルが人気だった時代。その間のブームでも何でもない時代のみで売られていたという不思議な存在。それ故に流通台数があまりにも少ないのである。デザイン的には第一次ブームのカワサキのLTDシリーズと通ずるデザイン。結構カッコイイと思うけど、当時はブーム後ということもあり受け入れられなかったのだろう。

個人的には結構お気に入りの一台である。

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