トリチウム水放出についての報道
これで報道されているのは次の三点。
一つ目は、トリチウム以外の他核種は全て規定値以下となるまでALPSで除去されて安全である。
二つ目は、トリチウムの分離は不可能だけど、世界中の原発でも同じようにトリチウム水は海洋放水されている。そして、福島第一で放水されるトリチウムの量よりも、中国、韓国の原発で放水されているトリチウムの量が圧倒的に多い。
三つ目は、処理水の置き場が無いので、このままでは溢れてしまうので、放水しか手立ては残されていない。
だから、放水に反対する中国はけしからん。国内で放水反対する連中は、親中派でけしからん。
これ、何処かで見た、聞いた風景というか、そんな感じ。
それはワクチンでの話。ワクチンで用いるmRNAは直ぐに消滅する。作られるスパイクタンパク質も二週間程度で消滅する。不妊も癌も起こらない。安全性は証明されている。等々、、、、
で、ワクチンの場合は、政府の逆張りではなく情報収集した結果、政府説明の方がデマという感じを受けたのだが、、、、
今回のトリチウム水についてどうか?
ALPSで他核種を取り除いているのは事実だけど、全てを取り除いている訳ではない。実際には取れない核種も多く含まれている。そして、取り除かれている筈だったけど、取り除かれなかった事(2018年に)も実際にある。他国のトリチウム水はトリチウム以外の他核種は基本的に含まれていないけど、今回のは違う。そして、処理水置き場自体は、容器の置き場所は十分に確保可能。福島第一原発周辺で住民から30年借り上げたりしている廃棄物置き場は90%以上がガラガラ。保管容器は幾らでも増やす事が出来る。少なくとも今放水せずとも、30年でどうするか?考える時間は在るはず、、、、、
何故に、トリチウム水放水を急ぐか?放水しなければならない理由があるのでは?と考える方が自然。
放水するにしても、沿岸に放水する必要があるのだろうか?
セメント等で固化して地中深くに埋めてしまうとか、深海溝に沈めてしまうとか、蒸発によって大きな原子量の物質は極力外に出さないようにするとか、、、、そういう選択肢を選び治す時間は確保出来るはずなんだが、、、、
もう、放水ありき。これで政府、メディア、コメンテーターで世論を誘導している感を強く感じる。
| 固定リンク
コメント