液体水素燃料供給ポンプ用ベアリング
超低温でハンドリング。そして、回転数は非常に高いのが特徴。
回転数が高く、低温でハンドリング。
これで難しいのは、低温状態で適切な隙間となり、高速摺動状態で振動を極力抑止すること。
因みに、ジャーナル軸受で振動が発生するのは、隙間の問題もあるけど、摺動時における振動の主な発生は、一定以上の隙間で軸受内周を軸が摺動していくとき、跳ね回りが生じる事が最大の原因。跳ね回りを無くす方法は、実は簡単。但し、これを無くすためには、色んな要素が絡む。
無注水軸受の第三世代以降では、この跳ね回りが、ほぼ確実に起こらない設計となっている。
そして、隙間の問題は、組み付け温度と運転温度があまりにも違うのが難しい。運転温度が超低温で、その低温時の隙間を与えるためには、組み付け時の隙間数値を如何ほどに設定するか?が難しい。通常のカーボン軸受では、組み付け可能な隙間を与えると運転環境で隙間が異常に大きくなる。この問題を解決しなければ、隙間過大な状態となる。隙間過大な状態で高速摺動させると振動が発生する。低温時において適切な隙間とできる仕様を与えるのが肝心。
第三世代軸受はそれが可能。
もしかしたら、これが問い合わせ先からリリースされる可能性、、、ゼロでは無いかも知れない。
なお、このシステムは我々からすれば、想定市場外。要望があれば安価に提供する予定。もし、提供先が試験して巧く行って実用化したとすれば、その用途において提供先に自由に使わせて良いとも考えている。
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