マルク・マルケス
今年の日本GP、決勝直前の雨からウエットレースになったけど、その中で注目だったのはホンダのRC213Vを駆るマルク・マルケス。ホンダのMotoGP機、一昨年辺りから戦闘力を失って、、、っていうよりか、欧州勢の進歩に付いていけず取り残された状態で、その戦闘力の無さには目も当てられない状況。これは、同じ日本勢のヤマハ機でも同じ。
ホンダ機、ヤマハ機の悲惨な状況を見ていると、ドゥカティとは別のレギュレーションの機体じゃないの?って感じさえする。2020年代に入って以降、ホンダ機で参戦するというのは勝ちを諦めた状態と同義のようにさえ見える。
2010年代における圧倒的な強さを誇ったホンダ機+マルク・マルケスでさえ、2020年代に入っては非常に厳しい戦いを強いられているが、先日行われたウエットレース等の厳しいコンディションの中では、ドライレースとは全く違った様相を呈してくる。ただ、そのウエットレースでの速さというのは、ホンダ機の優秀性ではなく、明らかにマルク・マルケスの能力によるもの。実際、マルク・マルケス以外のホンダユーザーは、雨が降ろうが降るまいが結果に違いは生まれない。こうして考えるとホンダ機に利点は皆無で、マルク・マルケスだからドゥカティ勢の間に割って食い込む事が可能ということ。
この現状を見ると、マルク・マルケスの稀有な才能をホンダ機に載せる事で埋没させてしまうのは、何だか違うような印象しかない。今現在、移籍の噂が絶えないが、出来れば最強のドゥカティ機を駆って次元の異なる存在感を見せつけてMotoGPクラスを支配して欲しいものである。これまで、日本メーカー贔屓で応援してきたけど、最近のホンダのレースに対する考え方には、少し違和感を感じる。その節目になったのは、、やはりF1の撤退宣言からの直ぐに参戦という方針の定まらなさである。環境云々でF1撤退は理解出来ないではないけど、いつの間にか参戦という感じ。このような伝統的な競技の世界で大事なのは継続性。そこで出たり入ったり、、、なんだか違う。今回のマルケスの移籍の噂話だけど、基本的には大賛成である。最強のマシン+最強のライダー、この組み合わせで来シーズンのMotoGPを制覇してもらいたものである。
一方で、ホンダには、、、正直、もうMotoGPへの参戦は止めて撤退で良いのでは無いだろうか?それはヤマハも同様。もう、日本メーカーはMotoGPカテゴリーから揃って撤退で良いような気がする。
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