そういえばVブースト、、、、
そういえば、1985年頃登場したV-maxは強烈な加速を発揮してくれるアイテムに二つのキャブを連結して擬似的な一つのシリンダーに対してツインキャブ化するようなアイテムが話題をさらっていたのを思い出した。
これはツインエンジンの隣り合うシリンダーが同時爆発で無い点に着目し、マニホールドを連結して効果を得るという発想。
これに触発されてか、後にVツインのドラッグスター400や250をパワーアップ化させるために、インシュレーターの同調用ニップルをホースで接続してフルタイムVブーストなるカスタムが流行った事がある。
この流行は、YSPのメカニックさんがDS400用に商品化したのが発端。これなら自分デモ出来る!と評判となって自作Vブーストというのが流行ったモノ。
但し、難点は、常時マニホールドが連結した状態であり、高回転域では大量の混合気が得られる反面、低回転域では燃料過剰となるのが問題とも言われていた。そのために、YSPのキットでは適切なジェットもセットで販売されていたもの。
その後、自作Vブーストっていうのは聞かなくなったけど、これの効果は如何ほどだったのだろうか?自身、長くVツインに乗っているけど、これは行っていない。
理由は、、、、同調ニップルの連結程度では混合気がツインキャブ並にバイパスするか?が疑問だったから。寧ろ、低回転域においてバイパスして入る混合気によって燃調が難しくないか?という懸念が拭いきれなかったからだ。
愛機で最も古いVツインであるCXは、再生から暫くは始動性に悩まされていた。プラグ交換すると快調だけど、SM設定ではプラグが被り気味、、、、で、結局、スローを絞ってガスを相当に薄めな状態として快調な状態を作りだした経緯があるからだ。それ故に、その後に入手したSVやBTでもキャブの連結は意識していたけど、それを行うという気持ちには到っていない。
キャブレター周りで一番驚いたのは、大昔RZ350RでPJ34を装着した時。他には、SV650Sにバクダンキットを装着した時。この爆弾キットってのは違いが体感出来るっていうのは結構な効果なんだと思う。コストパフォーマンス的に凄いと思う。
Vブースト、全く関心が無い訳ではないけど、行うには、負圧を取るニップルを接続するのでなく、もっと大径のバイパスラインが必要だろうし、それなりのキャブセッティングが必要だろう。
| 固定リンク
コメント