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2023年11月29日 (水)

穴開け加工

フラットバー等を加工する。最近、よく行うけど、簡単なようで簡単ではない。
フラットバーを用いるのは、ステーを製作したりする場合。
端に、カットして切り穴加工を行うだけなら訳はない。
しかし、、、複数個、具体的には4個以上のネジ穴加工を施す場合はそうでもない。

ネジ穴加工というと、下穴を開けてタップを立てる作業を行うけど、複数のネジ穴加工というと、その穴の配置には正確性が要求される。

製作するモノ自体が、複数の穴を有するモノを固定するためのベースということになる。となると、ターゲットとなるワークの穴位置と正確に合致しなければならない。

切り穴加工なら少々のズレはネジ穴を拡大して余裕を与えればOKだけど、ネジ穴加工の場合は、それはダメ。

卓上ボール盤で正確に加工出来れば問題無いかも知れないけど、ハンドドリルで穴開けを行う場合は、正確なポンチの打刻、更に、小さな径のドリルで下穴を開けるといった手順を用いないと失敗する可能性もある。

先日、トップケース用のベースプレートにトップケース固定用のM8ナットを溶接したプレートを製作する際に、ベースプレートに開けられている34mmピッチの穴と一致した34mmピッチのネジ穴を4箇所作ったけど、結構、慎重な作業となった。慎重にポンチを打って、下穴を開けて、タップでネジを作って、そして出来たプレートをトップケースのベースプレートに固定出来るかどうか、ドキドキしながらネジ締めを行ったけど、四個のネジが寸分の狂いも無く作れていて、凄い満足感を得たもの。

こういう作業、簡単に見えて結構失敗しがち。

成功の秘訣は、正確な計測と、位置を外さないポンチの打刻。これが大事。

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