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2023年11月22日 (水)

フレームデザイン

単車のフレーム、色んなパターンがある。
そもそも、フレームがどんな役割を担っていたか?そして、その役割をフレームが維持しつづけているかどうか?を考えながらフレームを眺めると面白い。

元々は、フレームというと車体の骨格。車体の構成を支える基本的な存在というもの。
フレームがエンジンを支え、フレームが前後の足周りを支える。これが基本。

この基本を考えれば、フレームパイプワークがどうか?というのは大きな問題ではない。
昔ながらのダブルクレードルフレームもシングルクレードルフレームもバックボーンフレームもツインチューブタイプのフレームも一緒かも知れない。

フレームを機能の分担面から分類すると、フレームの役割を他が担うかどうか?で分類出来る。
フレームというのは車体を支える骨格、、、、この骨格的な機能をフレーム以外の要素が支えていれば、違う種類のフレームといえる。所謂ダイヤモンドフレームというモノ。これはエンジンを車体を支える強度部材として機能させているフレーム。大昔はクランクケースをクレードルフレームのアンダーループの役割として採用したもの。例を挙げればホンダのホーク系だったりCB125の系列だったりする。その後、シリンダーをクレードルの一部として役割を担わせたモノが登場。ヤマハのXV系統が該当する。

更に、強度部材をエンジン等に置き換えるだけでなく、フレームが本来役割を担うサスペンションの取付部としての役割をエンジン側に持たせるようなピボットレスフレームも登場。CBR929RR、VTR1000F、VFR辺りのピボットレスフレームでは、サスペンションピボットをクランクケース側に持たせるような構造となっている。

海外では、エンジン自体にリアサスペンションだけでなく、フロントのサスペンションヘッド部を直付けしたり、シートレールを直付けしたような構造もある。

こういう考え方は合理的なのかもしれないが、個人的には、フレームはフレームとして存在していて欲しい。少なくとも、エンジンを抜いた状態で車体が車体としての体裁を保つ構造というのは最低限守って欲しいような思いが強い。

クレードルレスのダイヤモンドフレームはOKだけど、ピボットレスフレームはちょっと抵抗がある。

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