単車キャリアの構造
単車のリアキャリアについて思う。カブのようなバイクでは通常のタンデム位置にしっかりとしたキャリアがついているので別だけど、タンデムシートの後に付けるキャリアについて。
このキャリア、多くのモノが純正、社外品問わず、無理があるように思う。キャリアの固定は車体側、そしてキャリア面は後方に付きだしている。キャリアは車体側の固定位置から見ると完全にオーバーハング構造。モノによっては、極力キャリアから複数のステーが出て、車体の複数箇所に固定しようとデザインしてあるけど、どれも無理がある。
キャリアの荷重に対して、ステーに掛かる応力はステーを曲げる方向に作用しているものが殆ど。ステーの軸方向に押す方向で荷重を支えるタイプは少ない。
構造的に剛性不足。走行振動、衝撃でキャリアの上の荷物の慣性によってキャリアは大きく歪む力を受ける。
キャリアには小さめの耐荷重が表示されているけど、多くのユーザーは、結構、それを無視したようなトップケース等の大量の荷物を蓄える事が出来るグッズを併用したりする。
何だかんだ言って、結構危険な感じがする。
トップケースメーカーの注意書きには、キャリアに積載する場合は自己責任的な一言が添えられているけど、どうにも無責任感を感じる。
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