各クラスの面白さ
様々なカテゴリー、クラスというものが、制度の都合上生まれてモデルがラインナップされている。
免許制度、税制、、、、、いろんな制度で姉妹車がラインナップされている。
それによって生まれたクラスについて考えてみる。
スポーツバイクについて考えると、ローエンドと言えば原付50ccクラス。この50ccというカテゴリーのスポーツバイクだけど、このカテゴリーは、90年代以前といえば兄弟車として80ccクラスというものが存在している。殆どの場合、エンジンの排気量のみの違いでそれ以外は共通というモノ。この50ccと80ccを比較するとどうか?制度上、ラインナップされているだけで、スポーツバイクとして考えると50ccモデルは何一つ80ccモデルを上回る事は出来ない。それが個人的な結論。
125ccクラスならどうか?125ccスポーツといえば、構成としては2系統存在している。一つは原付のスープアップとしての存在、もう一つは250ccの廉価版としての存在。前記事でも紹介したようにガンマならNF11的な存在とNF13的な存在である。このカテゴリーの個性という面で考えると、装備の立派さは250ccの廉価版だろうけど、走りの個性という面で考えると原付のスープアップとしての存在だろう。125ccと80ccの最大の違いは、常用可能な速度域の差。80ccでは上限100km/h迄。125ccなら130km/h迄。この差は大きく、似た構成でも80ccと共存可能。125ccならば、原付のスープアップ的な存在なら意義があるように思う。
250cc、400cc以上について考えると、兄弟車に400ccモデルを持つか否かで考えると、制度の利便性を無視すれば、同じ車体で強力なエンジンを搭載するモデルが存在するのであれば、弟分の存在価値は無いとも言える。125ccクラスにスケールダウンモデルを持つモノで在ればスケールダウンモデルの魅力は皆無。250ccならば、専用設計が弟分を持つモデルこそ魅力的。400ccでも弟分を持つモデルなら魅力的だけど、兄貴分を持つモデルの場合は魅力は半減する。
これは大排気量になっても同じ傾向。車体が同じでエンジンサイズだけ異なるようなラインナップの場合、どんなに体裁を繕う言葉を並べても、上級モデルの方が明らかに魅力的である。ダウンサイジングされて車体を共用したモデルというのは、基本的に制度上の都合によって生まれたモデルに過ぎない。
一言で言えば、排気量違いの兄弟車ならば、誰が何と言おうが大きな排気量のモデルが面白い。小さな排気量のモデルならば、そのクラスの特色を生かせるような大排気量モデルとは異なる序列を目指すモデルこそ魅力的ということになる。
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