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2024年1月23日 (火)

デザインの時間的耐久性

日本は自動車メーカーの数が多く、メーカー毎にラインナップが非常に豊富。ということで、相当な数のモデルが販売されている。
そんなモデルを見ると、売れ行きが安定した状態で続いているモノ、それから、売れ行きの台数の変動が非常に大きく、特に、時間と共に売れ行きの減少傾向に歯止めが掛からないモノとに分けられている。

そこで注目するのは、最初は売れても、時間と共に販売台数が大きく減少しているモデル。

このモデル、どんなモデルか?というと、一見、目を惹く形でカッコイイと思うものの、見慣れてくると、そうでも無いように感じ、格好良さが感じにくくなるモノという印象。デザインの時間的耐久性が欠けている、、、そんなモデルが多いように思う。

そんなモデルというのは、小手先のギミック的な小細工の多いデザイン、ゴチャゴチャと五月蠅いフロントマスク、それからペキペキと入りすぎたプレスラインの目立つボディパネル、そんな印象である。

最近の車だと、デビュー時は爆発的ヒットしたトヨタのC-HR、RAV4辺り。見慣れてきたせいか、印象的には非常に希薄に感じる。カッコイイか?悪いか?というと、悪い!という程でも無いけど、カッコイイというよりも、見慣れた分新鮮さが失われ、純粋に判断すると、ありふれた車という結論である。スピンドルグリル推しのレクサスも、デザインの統一を図っているのだろうけど、細部からフォルム等に至るまで、小細工的なデザインを強く感じる。一部の高額車を除けば、レクサスならではの格好良さというのは、正直感じない。

ND型ロードスターなんて、登場から何年経っても、デザインはカッコイイと言えるし、古さを感じない。デザインには時間的耐久性が無いと、特に何年にも渡って作り続ける商品である自動車用としては厳しい。

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