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2024年2月 2日 (金)

旧車を買うべき世代は、、、、

まぁ、勝手な話だけど、旧車ブームの昨今、べらぼうな価格の付いたプレミア絶版車がネットや中古車雑誌で目に付く。特集記事では、そういうプレミア車輌が現役時代に生まれていなかったような世代が高額なローンを組んで購入し、それを賛美するパターンが少なく無い。

ただ、これには違和感しかない。こういうプレミア絶版車をチョイスする世代が、それを選んだ理由、、、、それは、漫画や映画で登場したのを見て、『俺、これ乗る!』的な衝動が理由。或いは、周りの友人が乗る絶版車に感化される。或いは、ショップを覗いて、店員の巧みなセールストークに遣られるパターンだろうか?

絶版二輪車、CBX400Fを300万円で買うとか、Z900とかZ1000を150万円で買うとか、Z1/Z2を300万円で買うとか、、、、何だか違う気もする。
絶版四輪で、R32を500万円で買うとか、FDを350万円で買うとか、、、、これも違うような気がする。

勿論、CBXを50代のオッサンが買うとか、Z1/Z2を60代の還暦ジジイが、昔を懐かしんで買うのは何とも思わないけど、10代、20代前半の若者が、最初の一台目とか、殆ど経験を積まずに、言い値で値付けられたプレミアム絶版車を買うのは、本人は幸せ気分かもしれないけど、何か違う気がする。

旧車と呼ばれるモデルも新型だった時代がある。そのモデルが輝いているのは、それが現役の時代。その時代にグッと来て乗り続けて、結果的に旧車になるってのが一番カッコイイ。その時代に憧れても買う事が出来ず、歳を取って余力が生まれて、やっと手に入れる事が出来たってのもカッコイイ。どんなモデルも、そのモデルが現役だった時代に、同じ目線で見ていた世代というのが一番似合うような、そんな気がする。

時代が進む。進む時代に併せて生まれてきたモデルは、その時代において適価である。そんな適価を対価として支払ってチョイスするのは、それを認めている、その時代の人、、、、この釣り合いというのが一番大事のような気がする。

つまり、プレミアム絶版車と、それの現役を知らないオーナーというのは、不釣り合いという気しかしない。誰が何を買おうと、基本は自由だし、オーナーがそれに満足して幸せを感じているのであれば良いのかもしれないが、何か、何処かで違和感を感じる。

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