ピストのチェーン
これ、劣化状態に気付きづらい。多段ギアのロード等の場合、コマの動きが悪ければ直ぐに判るけど、ピストのようなシングルギアでは劣化状態が気付きづらい。
外して初めて気付くような場合が多い。
シルクR1-Rでもチェーン交換した時、外してみて劣化の度合いの驚かされた事がある。車体に組み付けた状態では、まぁ、普通って感じだったけど、取り外してみるとリンクの動きの渋い事、、、、ビックリである。リンクの動きが渋い状態で、同じコマ数の新品のチェーンと長さ比較したら、数センチ以上の差が出ている。それだけリンクの穴が広がって、リンクシャフトが摩耗して、プレートも伸びているのだろう。摩耗というと真円状態が確保されていない。楕円状態の穴に食い込むようにリンクが通っている状態。これは、駆動時に大きな損失となっている。
HARPのCM-1000では3000km毎に交換しているけど、交換の度に比較すると結構伸びているのが判る。ピストのチェーンっていうと、他のチェーンより遙かに頑丈だけど、実際には3000kmも走ればダメになる。まぁ、ピストの場合、常時駆動だから消耗も早いのだろうけど、結構大変。
因みに、チェーンの寿命の判断で手っ取り早いのは、クランク側チェーンリングに掛かっているチェーンを指で摘んで引っ張り上げた時、チェーンリングの歯が完全に露出するような状態なら、チェーンは寿命って事。引っ張ってもチェーンの浮き上がりが2~3mm程度の範囲なら健全。5mmなら少し考える。10mmならアウト。これはピストに限らない。
覚えておけば便利かも、、、
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