AnyDVD
大昔に開発されたSlySoft社製の常駐型DVDリッパー。これを導入すると、光ドライブにディスクがセットされると自動的にローディングされる。プロテクト解除機能がない光ディスクリッピングソフトと立ち上げても、光ディスクのプロテクトが自動的に解除されて、プロテクト解除機能がない光ディスクリッピングソフトでもリッピングを可能となる。
因みに、リッパーとはリッピングを行うソフトの事。リッピングとは、DVDやCDなどに記録されているデジタルデータを、パソコンで扱える形のデータに変換したファイルとして取り込むこと。取り込み形態としては、丸ごと一つのイメージファイルやMPEGファイルのような扱える形のファイルフォーマットがある。
この常駐型のAnyDVDはとても便利だけど、VRフォーマットでCPRMが掛かったディスクには対応仕切れていない。一般のDVDであれば、AnyDVDで十分に対応可能であった。
あった、、、と過去形なのは、AnyDVDの開発元SlySoft社は2016年に解散している。後継はRedFox社が引き継いでいるけど、SlySoft社のライセンスはRedFox社には引き継がれていない。
このAnyDVDと併用可能なソフトとしては、cloneDVD、DVDdecrypter、B'srecorder等がある。ただし、同じ機能を持つDVDFabとの併用はNG。DVDFabを使う場合は、AnyDVDを無効化させる必要がある。
AnyDVDを常駐させた状態で、DVDdecrypterを使うと、目的のDVDから必要なデータをファイル化して取り扱うことが可能となる。なお、基本的に扱えるのはDVD-Videoである。
地デジ、BS、CSで放送されているCPRM制御が掛かった放送を録画したものはVRフォーマットであり、そのままではAnyDVD+リッピングソフトでは、ディスクデータを利用可能にファイル化して抽出するのは困難。
昔のHDDレコーダー等では、外部入力でアナログ録画も可能であったために、放送コンテンツをアナログデータとしてDVD-videoディスクにしたものであれば、上述の組み合わせで映像データをファイル化して再利用することが可能だけど、2010年代以降のレコーダー等はアナログ入出力端子が無いので、デジタルデータのアナログ記録が出来ない。そのために、真新しい機器の組み合わせではデータの再利用は難しい。
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