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2024年3月27日 (水)

排気量シフト

昔の重量車の排気量、550cc、600cc、650cc、750cc、900cc、1000cc、1100ccというのが多かったように思う。
ここで、消えたのが550cc。
600ccは国内向け400ccと兄弟車の輸出車としての存在。650ccは国内向け750ccと兄弟車としての存在、750ccから1100ccも兄弟車としての存在。

その後、600ccがスポーツモデル、650ccがスタンダードモデル、900~1000ccがフラッグシップモデルとして定着。1100cc以上は希少種になっていった。

しかし、最近は、600ccスポーツモデルが需要減から消滅傾向。650ccスタンダードモデルが排ガス対応等で排気量拡大傾向が強い。概ね800cc前後に収束傾向、それ以上のクラスでは、レーサーベース車は1000cc厳守だけど、それ以外は1200cc辺りにシフトする傾向。

恐らく、重量車は800ccクラス、1200ccクラスに絞られていきそう。

排気量数値は大きくなっているけど、設計の合理化で重量を含む車格は以前の650ccクラス、1000ccクラスよりもコンパクトになっていくだろう。

排気量拡大は排ガス対応で燃焼の希薄化を進めてパワーダウンした分を補うのが目的っぽい。ミドルクラスの650ccが800ccとなった先鞭といえばW800だけど、W800に乗った感覚は、80年代の400ccツインよりも力感が少ないというのが個人的な印象。昔の250ccよりはトルクフルだけど400ccには至らない、、、、そんな感じ。

恐らく、CB650系、NC700系も800ccにシフトしそうだけど、その力感は相当に大人しくなるような予感。

排気量の割に燃費が良いのだろうけど、結局は希薄燃焼でトルクは薄い。排気量数値からくる印象よりも大幅に力感が下がっている感が強くなりそう。

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