パイプを弾いた時の音
自転車のフレームといえば、鋼管製が好み。
ということで、色んな種類の鋼管フレームの自転車を所有している。
ロードは純チタンとステンレス、それ以外がクロモリ。アルミは小径車だ。
これらのフレームで痺れるというかお気に入りは、ステンレスフレーム、パイプはレイノルズ953を用いたロードフレーム、それから、カイセイ022の東叡のスポルティーフフレーム、ピストのシルクR1でクロモリの海野D2×D2のフレーム。
この鋼管フレームは非常に薄いのが特徴。この薄さは、パイプを爪先で弾くと甲高い音がする。この甲高い音を聞くと、如何にも工芸品って感じ。そして、超軽量という印象である。
同じ金属フレームでも厚さで強度を稼いでいる純チタンフレーム、アルミフレームの鈍い音とは違う。この甲高い音を聞くと、自転車という機械の繊細さを実感出来る。
この繊細な機械という印象は、同じ二輪車でも単車とは大きく異なる。単車は工業製品だけど、自転車でも薄肉鋼管を使ったモノは工芸品という印象が強い。
これ程までに薄い鋼管を使って、人間が乗って50km/h以上の速度で走ってもビクともしない剛性、強度を実現していると思うと、ホント感動的。
ふと、フレームを爪で弾くと、こんな思いが巡る。
ただ、同じように軽い音でもカーボンフレーム車の場合は、こんな印象を受けない。
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