キャリパー剛性
我が家の車検付きのバイク、全部同じマスターシリンダー、そして同じステンレスメッシュホース。違うのはキャリパー、ローター、パッド。
しかし、どのバイクもブレーキを握った時の剛性感が異なる。
一番ソリッドで扱いやすいのはBTだ。これは、ヤマハの純正モノブロックキャリパーの第一世代版。これ、非常に扱いやすい。ソリッドでコントローラブル。握力に応じて制動力が綺麗に立ち上がる。非常に優れもの。
これに近い感覚なのは、なんと'99年式のSVだ。こちらは、マスターシリンダーはニッシンのマスター別体5/8インチキャリパーに交換していて他の車輌と共通。キャリパーはスズキ純正の片押しキャリパーだけど、効きは十分。レバータッチもソリッドで握力に応じた制動力を発揮。BTに較べると若干、握り込んだ後のレバータッチの打ち止め感に柔らかさを感じないでもない。ただ、通常使いに差は殆ど無し。十分扱いやすい。
次がガンマだ。これはキャリパーにはGSX-F750用キャリパー、マスターはニッシン別体マスターを使っているけど、SVよりは明らかに握り込んだ後のレバーに握力に応じたストロークがあるので、その点でスポンジーな感じ。最後がCXで、こちらはキャリパーにφ32のVF750Fキャリパー、マスターシリンダーにニッシンのマスター別体だけど、ガンマ以上に握り込んだ後の効きが弱く、握り込み以降のレバーのストロークを感じる。
レバーを握り込んだ後のタッチの違いというのは、マスター、ホースが共通で違うというのは純粋にキャリパー剛性の差に起因しているのだろう。
年代的にCXに用いているVFキャリパーが一番低剛性なんだろう。次がガンマに使っているGSX-F750用キャリパーというところ。予想外なのは、一般的には低評価なSV用の片押しキャリパー。これ、自分的には十二分な性能。結構、お奨め。それからBTの住友電工のモノブロックキャリパーは評判通りに高性能。
案外違うものである。
| 固定リンク
« FR | トップページ | アンダーパワーの楽しみ »
コメント