やりすぎカスタムは、、、、
単車の足周りスワップによるカスタムのムーブメントは90年代のトレンド。
80年代は足周り交換する人は殆ど居なかった。足周りの交換は90年代以降。それも中盤以降がトレンド。
カスタムの対象は、80年代中盤以前のモデル。リム幅の狭いホイール、バイアスタイヤがスタンダードのモデルに、80年代後半以降に登場したリム幅の広いホイールに偏平ラジアルタイヤを採用したモデルのパーツを流用して仕上げるのがトレンドである。
自身は、そのムーブメントが起こる前、1986年頃にRZ350Rの足周り交換、1988年頃にガンマの足周り交換を行ったりしたけど、足周りを交換してもジオメトリー迄は大きく動かさなかった。それは、RZ350Rで度の過ぎる足周り交換を行って乗りにくくなったという反省があるからだ。
しかし、世間では90年代中盤以降は、ジオメトリーを大きく動かすのを当然としたような足周りスワップが行われ雑誌のカラーページを賑わせていた。そして、それをカッコイイという風に評価する空気が支配的だったのを覚えている。
しかし、それから20年以上経過して思うのは、90年代に原形を留めないようなカスタムを施された改造車っていうのは、今見ると、モデルが持っていた価値を大きく失っているように見える。特に不可逆的な改造が施されたものは、はっきり言ってゴミみたいな存在も少なく無い。カスタムというと、やはり不可逆改というのは、行き過ぎというのが印象である。
あの時代、度の過ぎたカスタムが大量に施されることによって、程度の良いモデルの多くが失われてしまった、、、、そんな印象である。カスタムを行うのは自由だけど、やりすぎカスタムってのは、オーナーは、その車輌の一生を最後迄面倒を見るべきだろう。やりすぎカスタムの多くは、ノーマルの美点を完全に失っているもの。そんな欠陥車と言えるようなモノが流通するっていうのは、基本的にはアウトだと思う。
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