CBS
コンバインドブレーキシステム。前後輪の一方の制動を行えば、他方も自動的に制動される仕組み。ABS義務化の流れの中で、原付二種クラスのモデルにおいてABS以外の選択肢として選べるブレーキシステムの一つ。
CBSの国産初のモデルといえば、記憶に従えばCBR1000Fだったように思う。輸入車だとBMWのKシリーズが最初だったような記憶だ。
採用が重量車だったから本来なら前後で独立系統のブレーキラインが一つの操作系統から前後に分岐した構造。油圧なら簡単そうだけど、原付二種クラスで選択する場合、ワイヤードラム等のモデルの場合、如何にCBSを組み付けるか?って部分は興味深いところ。
機械仕掛けでCBSが上手い具合に出来るのなら、それはそれで凄い。
ただ、前後連動で作動するっていうと、もう車。これなら、ブレーキペダルかブレーキレバーの一方しか要らないのでは?とも思えたりする。
ただ、個人的には、こんなシステムも不要。
そもそも、路面の状態によって前後のブレーキ制動配分を変えるのが二輪車の基本。
更に、コーナーリングアプローチでは後輪から先に掛けて前輪制動時のノーズダイブを軽減させたり、フル加速中に前輪が浮く時に後輪ブレーキで引きずって前輪を落としたり、そんな使い方が出来るのが独立ブレーキの魅力であり、単車の面白さ。この部分がなくなるってのは、正直微妙。
自身、ABS同様にCBSも要らない。
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