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2024年6月25日 (火)

ギア比選定シート

普通は不要だけど、CXでは減速比を変更するために、とあるワークシートを作成していた。このワークシートは、速度、ギア比、出力、トルクを一覧するためのもの。
初期値入力は、エンジンの最高出力/発生回転数、最大トルク/発生回転数、一次減速比、二次減速比、各ギアの減速比、タイヤサイズが条件。これに加えて出力チャートから、数点の回転数と出力、トルクの数値を入力して、これの近似曲線を求め、回転数毎の出力、トルクを計算させる部分が少し凝っていると言える部分。

これに、速度数値を入力した時に、各ギアでの回転数はいくら?、その際に各ギアで発生しているエンジントルクはいくら?、エンジン出力はいくら? 、エンジン回転数はいくら?であったり、回転数数値を入力した時に速度や出力、トルクを求めたりする物。

これによって、CXのギア比を決めて、そのギア比を実現するために、姉妹車のパーツのどういったギアを組み合わせるか?を決定している。結果的に、若干ローギヤード化されており、最高出力発生回転数の+20%を回転上限として、各ギアの到達速度を求めていくと、自分の好きな他の単車の速度域と殆ど同じ仕様となっている。100km/h巡航時のエンジン回転数は少し高めとなっているけど、トップギアで50km/h巡航は楽勝、40km/h巡航もカバーして、その際の発生出力は、似たようなエンジン型式を持つモデルよりも1割程度上回っている状態。それ故に、その状態からのトップホールドでの加速力は満足出来る体感を得ることが出来ている。

CXでは、エンジン自体はライトチューンレベルだけど、それに併せてギア比の微調整を施して実用速度域で満足出来る動力性能を得られるように、特にギア比の部分に細心の注意を払ってパーツを選定していたりする。それ故に、既製品の新しいモデルよりも飽きない部分がある。排気量的には圧倒的に上回るBT1100は理想的な出力特性だけど、それよりもCXは体感的には強力で俊敏。

単車をどうにかする時、イメージ通りの動力性能を得るためには、現状、想定する走りをイメージするために、数値でどうなるか?を見比べることが出来る比較一覧シートを作ると結構便利ですね。このシートでは、気になるツインのモデルの数値を全て入力して比較出来るようにしてある。

結果、出来上がったCX改の走りは、とっても楽しい。期待を裏切らない仕上がり。

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