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2024年7月 3日 (水)

ビキニカウル

単車のフェアリングといえば、フレーム固定タイプのカウリングと、メーター、ヘッドライトを被う程度のビキニカウルの2パターンがある。
一般に、フレームマウントカウルはフルカウル、ハーフカウルとあってもアッパー部分はそこそこ大きなサイズとなっている一方で、ビキニカウルはハンドルマウント構造でサイズは小さいのが特徴。

防風という視点からすれば、フェアリングサイズはサイズ的に大きい方が優れているけど、ハンドルマウントで大きなフェアリングは風の抵抗を大きく受ける事となる。
二輪車に於けるハンドルというのは、基本フリーというのが理想であり、風による抵抗であっても大きな力で押し付けられるというのは、ハンドリングに影響が良い筈はない。
風の抵抗だけでなく、サイズ的に大きくなると、その重量自体も無視出来なくなる。特にカウルという構造は、メーター、ライトを外から囲む構造となるため、ハンドルの回転軸、支点であるヘッドから離れた部分に大きな重量が掛かる事になる。これは、ハンドルの自由な動きに対して大きな慣性が掛かり動きに制約を受けるモノとなる。

そう考えれば、ビキニカウルをフェアリングとして採用する場合に、デザインや防風狙いで大きなサイズを選ぶのは、少なくとも走りという面に関しては好ましく無さそう。カワサキのZ900RSやW800のカフェシリーズのカウルというのが、ビキニカウルの許容サイズの最大限クラスのようにも見える。ビキニカウルならばヘッドライトとメーターを被う昔で言うメーターバイザーレベルというのが理想かもしれない。

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