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2024年7月 9日 (火)

ツインといっても、、、

ネットで興味深いニュースを見付けた。『バイクはやっぱり4気筒』というのは過去の話?って記事。昨今は中型車で4気筒搭載はZX-4R、ZX-25Rくらい。それ以外は2気筒。そして、その状況から2気筒は豊かな個性が選べる、、、、そういう話。そこで個性という面で、V型エンジン、ボクサーエンジン、縦置きクランクエンジン、、、、、そんなエンジンが紹介されていてツインは個性豊かという話し。そこから、並列エンジンもクランク角で乗り味に個性が、、、って話。

若干、無理を感じる。確かに欧州車のV型エンジン、ボクサーツイン、縦置きクランク、、、これは個性の塊。これは判る。でも、、、、国産に多い水冷パラツインって個性はあるのかい?そんな印象。400cc以下となると殆どが180°クランクツイン、それ以上となると、殆どが270°クランクツイン。排気音、乗り味に違いがあれば、それだけで個性、、、とは言わない。個性ってのは独自性、唯一無二感、、、、他と一緒だと個性とは言わないのでは?

となると、250ccパラツイン、180°クランク、、、、それ同士が並んで、そこに個性はあるのかい?700cc以上のパラツイン、270°クランク、ホンダ、ヤマハ、スズキ、、、、そこに個性があるのだろうか?

ツインがこれから市場の多数派になるのはたしかだろうけど、これって、、、それが人気というよりも、バイクの市場規模、それからメーカーが投資出来る開発費、それとカテゴリーに投入するモデルに期待する性能、、、、この辺を考慮したら、水冷パラツインでモデル間共用が出来るパーツという形でコスト最低限で狙ったら、パワーユニットとしてはパラツイン一択になったという風にしか見えない。確かに、パラツインでも十二分な性能を提供出来ているのは間違い無いけど、それと個性は違うように思う。何にでも使えるってのは、その特徴自体は個性かも知れないが、モデル単体で見た時、そんなパワーユニットが個性的な存在とは言えまい。マルチエンジンとなると、カテゴリー違いで共用するのが難しく、コストが高い。結果、市場投入しても採算が取れづらい、、、そう言う風に考える方が自然な気がする。

ツインが人気というよりも、個性あるツインは減って、凡庸なツインが市場に溢れているという風にしか見えない。ツインとマルチ、、、好きなのはツインだけど、やっぱりスーパースポーツならマルチだろうというのが個人的な感想。少なくとも国産パラツインのモデルを見て、パワーユニットに個性は感じ無いなぁ、、、

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