AV50、再起動の際行ったことは、プラグ交換、電気系統をバッテリーレス化、あとは燃料の入れ換え。これで始動性は良好。普通に走る。しかし、、、、高回転で微妙、、、そんな状況。これ、エアエレメントの糞詰まり、、、そう考えていた。
そこで、一念発起して外しづらいエアクリーナーを取り外し内部のエレメントをチェック、、、、すると、予想外。エアエレメントが存在しない。元々、取っ払われていた模様。大昔、中古で買った時から、そうなっていたみたい。
では、何故に不調?始動性も良好、普通に走るからキャブは多分大丈夫、、、そう思っていたけど、エアクリーナーを取り外す際にキャブも外したので、序でにOHを行う。
分解すると、、、、確かに、ゴミがフロートに沈殿してはいるけれど、それ程に酷い状況ではない。まぁ、念のために分解して灯油で洗浄。本体の穴はキャブクリーナーを通した後に灯油で洗浄、最後のエアで吹かして終了。
これで組み付けてみると、、、、調子は変わらない。
何処が原因?
序でにマニホールドも分解してみる。すると、、、、エンジン側の接続部に後付けっぽい吸気口径を絞るようなガスケットっぽい物が、、、、これって、要らなくない?
ということで、これを撤去して再組み付け。
キックすると、、、一発始動。チョークにもしっかり反応する。
そして、走った瞬間、、、これまでと全然違う。カタログスペック通りの5PS程度を発揮している感じ。上り坂ではローでも厳しい感じだったのがセコは楽勝。勾配10%以下ならサードでもなんとか、、、、12%勾配の最高速度は従来が20km/hだったところを35km/hでも楽勝。発進加速も普通のスクーター並。高回転維持での発進、シフトアップ等々の操作、ロー、セコの範囲ならフロントがポンと浮くようなパワフルさもある。これなら、結構使える。何故に、吸気を絞る細工が為されていたのだろうか?
古い記憶を遡る。これ、学生時代行き着けのショップで購入した車両。そもそも中古車ではなく、ショップの社長が娘さんの地元乗りのために作った一台。もしかしたら、娘さんのためにパワーを抑えていたのかも知れない。従来仕様は全開でも知れているパワー。イメージ的にはスズキのチョイノリレベルだったけど、吸気の後付けリストラクターを撤去した後は、体感的にはCB50Sレベル。
全然違う。面白い。
因みに、マニホールドにセットされていたリストラクターっぽいのは、ガスケット剤をカッターでくり抜いて作ったような品。吸気口面積は大凡半分に絞られていた。
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