還暦爺さん向けのギア比
以前、戯れ言ページにも記載した内容。重複するけど、、、
お爺さんになる。すると、、、筋力も衰えるけど、ハイケイデンスペダリングも厳しくなってくる。
ということで、ここ最近、愛車のギア比を大幅に見直してきた。
以前は速度は全てケイデンスで賄う、、、そんな考え方で、超クロウスレシオ、そして、ロールアウトはトップでも6.8~7.1m近辺に留めていた。こういったロールアウトでも実走時に160rpm以上を与えればトップスピードで65km/hは望める。そんな考え方だ。実際、こういうギア比構成のロードバイクで仲間内とサイクリングに出掛けても、峠の下り区間で60km/h近辺は楽勝だったのだが、還暦が見えてくると、ハイケイデンス状態を長時間維持するのは結構しんどい。
ローラー台で軽負荷での最高ケイデンスでは、以前は210rpmくらい楽勝だったけど、今は190rpmが限界。確実に衰えている。
ということで、最近はトップのロールアウトを7.3~7.6m位までロングにしている。これなら60km/hという速度を維持する上で必要なケイデンスってのは、133rpmに過ぎない。この程度の回転数なら幾らでも維持出来る。そして、この程度の負荷感は膝への負担感も感じない。ケイデンス数を下げるならば、普通のロードのようにロールアウトを9m以上とロング化すれば良いのかもしれないけど、その場合、中間域におけるギア比がワイド気味に離れてしまうので、それは避けたいのだ。実際、ギア比を組む上で大事なのは35km/h近辺で走行中に、向かい風、緩やかな登り坂等々で、速度低下を最低限に抑える事が出来る微妙なギア比調整が可能なようにギアを並べる事。トップを9m、10mとすると、中間域での歯数差が2T飛ばしという事になると、中間域において隣接ギア比が10%以上離れてしまうので、それは避けたいのだ。そういう意味でトップ歯数は、小さくても13T、可能ならば14~16Tとしたいのである。トップを7.5m程度に抑えるということは、トップ歯数は13~14T程度、そうすると、14T以降20T程度迄は1T刻みで並べる事が可能。常用域は17~18T程度なので、その近辺での隣接ギア比を数%程度に抑えるには、その領域が1T刻みというのが必須なのだ。
現在、700Cフルサイズのロード系バイクに使っているカセットは、エンメアッカのステンレスロードでは、14-28Tの11Sカセット。これは14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28Tという構成。じつに14~21T迄が1T刻み。チタンロードでは13-29Tの11Sカセットで、これは13-14-15-16-17-18-19-20-23-26-29Tで、13~20T迄が1T刻みだ。なお、ステンレスロードではアウターが51T、チタンロードではアウターが46Tだからギア比的には近い状態。東叡スポルティーフでは14-25Tの9Sカセットで、14-15-16-17-18-19-21-23-25Tにアウター50Tという構成だ。何れも同じようなギア比となっている。
小径車では、フルサイズ程の本格仕様ではなく、何れも9S仕様。『オモイヨWW』では11-12-13-14-15-16-17-19-21T、アウターが50-34Tでトップロールアウトは7.34m、『まぐ八』では11-12-14-16-18-21-24-28T、アウターが52-38Tでトップで7.63m、ルイガノMVFでは11-13-15-16-17-19-21-23-25T、アウターが50-34Tだからトップで7.34mとなっている。
トップが7m台というと、下り勾配で踏んだ時、踏み応え感は希薄かも知れないけど、重たいギアを無意識に長時間踏んで膝を痛めるというリスクは無い。健康のために自転車に乗って膝を痛めたら意味がない。そういう意味で、ギア比は軽めというのが基本。ただ、軽さを回転数で補う事が出来なくなれば、それを賄う最低限のレベルでロールアウトを増やすというパターン。
何れのバイクも結構乗り易い。
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