ATの段数がMTの段数より多い
最近の車、ステップATとMTを比較するとATの段数の方が遙かに多い。ATは8速は当たり前。9速、10速もある。しかし、MTは多くても6速、主流は5速。
同じエンジンなのにATが段数が多い。段数が多いというのは、ギア比が近いということ、所謂クロウスレシオとなっている。
段数が多くレシオが近いというのは、言い換えればエンジンの回転数を極力一定に保って使うということ。
ただ、、、、モーターとは異なるエンジンという原動機。エンジンというとパワーバンド、トルクバンドという概念があるけど、そのバンド幅というのは、有効最大回転数領域の1/3~1/2は維持している。このバンド幅の中でのエンジンの回転上昇というのが運転時における楽しみであるように思う。この領域で走るという場合、変速機の段数として9速とか10速が必要というのが理解し辛いところ。
AT多段というと、加速時においてエンジン回転数は殆ど一定で変速によってスムーズに加速するという部分だけにフォーカスしているようにさえ見える。運転を楽しむというと、エンジン回転数の増減を楽しむという部分。そういう部分を楽しみながら操作して楽しむというと、やはりベストは5~6速で十分なのかもしれない。
二輪、四輪に限らず、低回転大トルク型のエンジンだったり、実用車だったりでは、変速段数はマニュアルでも少な目、4速が普通、3速なんてものもあったりしたのだが、、、、
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