今更ながらロープレッシャー過給
我が家のプロボックス、N/Aエンジンに後付けのスーパーチャージャーである。つまり、エンジン自体の圧縮比はN/Aエンジン仕様だから圧縮比は低くない。これにスーパーチャージャーで過給。つまり、2000年頃に流行ったロープレッシャーターボ仕様である。
このロープレッシャーターボ、基本は圧縮比が保たれているので、極低速でも十分なトルクがある。これに加え、スロットルを僅かに開けただけでインテーク側は即座に+過給となるので、負圧状態よりも十分な混合気が送り込まれる。つまり、排気量分の混合気を常に吸い込む仕様。
これが良い。
極低速でアクセルを開けた瞬間に負圧が正圧にシフトし混合気が物理容積分吸い込まれる訳だ。これはN/Aエンジンと大きく違う。高過給の高トルクという訳ではないけど、極低速から力感が十分。この低回転域で直ぐに過給が出来るというのは、コンプレッサーが圧力式ではない容積式のスーパーチャージャーならではのメリット。
スロットルを踏み続けるとなると過給のメリットが薄れる感じだけど、極低速からのアクセルの小さな操作にハイレスポンスでトルクが取り出せる、、、、これは実に運転しやすい。
このメリットは停止状態、アイドリングからのクラッチミートから速度で50km/h近辺までのレスポンス。この速度の調整が自由自在である。軽くアクセルを踏み込むだけで回転が低い状態から瞬時に50km/hに到達する。そこに到達するとオーバードライブに入れてクルージング、、、、
凄く、楽しく、そして極楽な運転フィールである。
こういうパワーフィールの車、なかなか無い。N/Aエンジンなら小さなボディに大排気量という組み合わせなら可能っぽい。単車ならBTとかCXに通ずる。
仮に、、、、マツダ2とかヤリス辺りに2L~3Lのエンジンを載せたら作れそう、、、、でも、現実、そういうのは無いよなぁ、、、、。
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