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2024年12月 3日 (火)

機材スポーツなら

或る程度、年齢差を埋める事が出来そう、、、、
先日のサイクリング、還暦のお爺さんだけど、20~40代と十分対峙出来た。

体力的には、どう逆立ちしても20代、30代に勝てるはずがない。40代でも厳しい。50代なら辛うじて、、、そんななところが現実だろう。

機材スポーツなら何故に逆転出来るか?っていうと、、、機材の性能差、、、って事は無い。
自転車はおろか、単車だったしても機材の性能差ってのは実は大きくないのである。特に自転車では然りだろう。機材の差っていうと、精々変速段数と重量。段数の違いなんて殆ど意味無い。実際、使うギア比なんて極狭い範囲。そのギア比なんて、どんな段数の自転車でも備わっている。だから差にはならない。後は重量。確かに安価な自転車なら10kg程度だろう。自身が乗るような自転車は8kg台。一見、有利に見えるけど、実は装備を含めると逆転する。自身は、スペアタイヤ、スペアチューブ2本、チェーンカッター、工具、インフレーター、パンク修理セット、ワイヤー錠を完備している。この重量を加算すると逆に重たいくらいである。今回、荷物フル装備というと自分くらい。だから重量差は無いといって良い。

では、機材スポーツで年齢差が逆転出来る理由は何か?

それは、、、、機材の使い方の経験差といって良いだろう。如何に、温存するか?如何に疲れないように走るか?、、それは、ポジションや機材の使い方、その辺が非常に大きい。疲れを溜めない乗り方、負担を掛けないギア比の選択。何処で漕いで、何処で抜くか、短期的な力の入れ方での抑揚の付け方、コース全体でのペース配分で疲労を如何に回復させるか、、、、そういう部分。この部分が自転車歴の短い人との最大の差だったんだと思う。

単車でも仲間とのツーリングで、高性能スポーツバイクに乗った若年層に対して引けを取らないのも似た理由。公道レベルでの走り方というと、やはり経験と公道に適した機材のチョイスって部分に一日の長があるって言う事。

機材を使う場合、機材の性能差ではなく、機材の理解度の差、これが実は一番大きいのである。機材への理解度を高めて、使途に合わせた最良の使い方を常に考える。これが最重要。ただ、一般的には機材への理解度よりも、機材のスペック差、例えば、自転車なら段数とか、材質とか、コンポグレードとか、、、そんな部分に関心が行く、、、これが普通。ただ、スペック差に捕らわれるのは、実は未熟さの証明のようにも思う。大事なのは状況に応じた使い方を講じる時に、機材がそれに適した状態になっているかどうか?という部分。これこそが、経験で身に付くカスタマイズ能力というかセッティング能力ってところだろう。

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