ホイール径と空気圧
自転車のホイール、26インチ以上の大径のホイールというのはスポークが長い。ホイール自体がしなやか。これは24インチ以下の小径ホイールと対照的。小径ホイールはスポークが短い。結果的にホイール自体が硬くなる。これは必然ともいえる。
自転車の乗り心地というと、ホイールのしなやかさ+空気圧で決まる。
そう考えると、基本的な考え方は大径ホイール+高圧タイヤ、小径ホイール+低圧タイヤというのが組み合わせ的に合理的なように思う。
近年はフルサイズ700Cのホイールでも太い低圧気味のタイヤを組み合わせるのがトレンドだけど、大径ホイール故のしなやかさがホイールで確保されているのであれば、やはりタイヤは高圧の細いタイヤと組み合わせるのが正論のように思う。
逆に、ミニベロで小径車に走りを追求するパターンが一時流行したけど、あれも誤り感が強い。小径車の小径ホイールに高圧の細いタイヤっていうのは、その組み合わせ自体がナンセンスとも言えそう。小径車ならエアボリュームの確保という面を考えても低圧タイヤというのが正解、正論のように思う。
因みに、大径ホイールにしなやかさを実現するというと、機械組の完組ホイールよりも、スポーク本数の多い手組ホイールの方が適していそう。スポークテンションを緩めにしても大丈夫。フルサイズなら、ホイールで乗り心地を確保して、タイヤで走行抵抗を減らせるという事が可能。大径ホイールで太いタイヤというと、舗装路ではなくギャップの多い市街地とかラフロードなら、必要性があるのは理解出来る。まぁ、そういう意味ではランドナーとかグラベルロードの組み合わせってのも合理的。
ただ、舗装路街乗りというと、そこまでは必要無いようにも思う。
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