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2025年2月 5日 (水)

吸気口径の大小

一般に吸気口径が大きいと、急激なスロットル操作を行うと吸気流速が失われ、エンジンは回転上昇どころかストールしてしまう。その点、吸気口径が小さいと急激なスロットル操作を行っても吸気流速は保たれるのでエンジンは付いてくる。
そんな訳で扱いやすいのは、吸気口径小さめのスロットルボアのモデル。

しかし、吸気口径小さめのスロットルボアの場合、スロットルを目一杯開けても吸気流速がエンジンの望む流量を確保する迄に高まるのに時間を要する。すると、スロットルを開けてもエンジンの回転上昇が付いてこないような待たされるような感覚となる。

出来れば、普通に扱いつつ、速めのスロットル操作でも苛々しないようなのが理想。

で、簡単なチェックは、無負荷状態(ニュートラル状態)でのスロットルオープンにおける回転上昇の速さのチェックがお奨め。

アイドリングでスロットルをパッと開けてもエンジンの回転上昇が、最初に待ちというか間があって、しばらくして唸るように回転上昇していくようなモノがある。そんなモデルの場合、総じて吸気口径が小さすぎる場合が多い。

我が家であればAV50が該当する。信号待ちからの発進では、一定以上の回転数でのクラッチミートが必要で、アイドリング状態からスロットルを開けて一定の回転数になってからのクラッチミートだけど、そのクラッチミートする迄はエンジンの回転上昇を待たなければならない。この待ち時間というのは、どうしても周りの車の信号が変わってからの動き出しに若干の遅れとなって現れてくる。特に、原付でパワーが無い場合、最初の一瞬の間というのは交通の流れに乗れるか否かの分かれ目となるので気になる事が多い。

ニュートラル状態での回転上昇のチェック、、、これはノーマル、カスタム車に拘わらずチェックしたいところ。この部分に気になる事があれば、実際に乗り始めると、かなり気になる事になる。

なお、AV50ではキャブを前期型キャブに変更すれば、この間っていうのは解消出来たりする。

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